寒い冬の朝、私が学校に行くと珍しくいつも遅刻する片想いしている彼の姿を見つけた。目が合うと彼の方から話しかけて来て、、私はつい頬を赤くしてしまった。彼に心配された私は咄嗟に冬の寒さのせいにしてしまった、、でももう少しだけこの微熱を冬のせいにして、この幸せな時間が欲しい、、、
手を伸ばしてみる、届きそうもないけど、、、私は太陽の下でキラキラしているあの子のようにはなれないけれど、今手を伸ばしている月ぐらいにならなれるんじゃないかと思った、、そう思っていたのに、、今の私は月にも届かないみたい、、じゃあ、もう私に出来る事はないね、目の前にある綺麗な海になら手が届く、、最期ぐらい綺麗な海になりたい、、最期ぐらい綺麗に逝きたい
セーター、、暖かい、、頑張って作った甲斐があったわ、、✨この綺麗な赤色に、、、暖かな素材、、、苦労してとった甲斐があったわ、、!あぁでも、、、少しづつ腐っていくのだけが欠点ね、、来年はまた新しく作らなくては、、、
落ちていく
底が見えない暗闇へと
でも不思議、どうにも怖いって感じないの
そして暗闇へと入った瞬間、、、
海に溺れてるみたいになったの
意を決して目を開けてみると、、そこには
満天の星空に三日月、とっても綺麗だなぁ、、
そしてもう少し深くにいくと、、、
いつの間にか横になっていた
私の下には色とりどりのお花に宝石、、、そして一面に広がる四季の景色、、、とっても綺麗
でもこの「夢」はそこで終わり、もう時間が来たの
私の寿命は、、人生は、、私の持っている懐中時計のなる音と共に終わりを迎えるから
あの夢は1度も外に出られなかった私への、、せめてもの慈悲だったのだろう、、
最後にとっても綺麗で素敵な夢が見れて幸せだった、、最期に大切なあの懐中時計と一緒に居られたのも、、、
本日午後9時 ○○病院にて10歳の女の子、──さんの死亡が確認されました。
ここから後書き
後書きではお久しぶりです!今回は病気の女の子をサブのテーマにして書きました〜!自信作!✨
ここまでご覧いただきありがとうございました〜!またね!
私達は夫婦!いつも一緒にいるよ!どんな時もね!、、束縛なんかじゃないよ?、、、私、しばらくお外出てないけど、、、あの人がいれば他に何もいらない!✨