12/1/2024, 9:34:45 AM
『泣かないで』
電話で告白したあの日、
流れる無音の中、
君の泣き声が聴こえる。
なんで今言うの、友達でいようって言ったのに
それと同時に切れる電話
それが君の最期の言葉だった。
11/29/2024, 5:18:31 PM
『冬のはじまり』
「寒いね」と言う君の手をとる。
喋ることもなく、そのまま手を繋いでいた休み時間。
何食わぬ顔してたけど、
全神経は手に集中してたんだよね
11/12/2024, 9:22:16 AM
『飛べない翼』
恋とは飛べない鳥のよう。
空高く舞い上がりたいのに
何かがそのあしを地面に貼り付ける。
私たちはその何かを「不安」や「恐れ」と呼ぶ。
10/29/2024, 8:49:15 AM
『暗がりの中で』
塾の帰り道、君の家の前に4人で集まった。
君の家にバレンタインを受け取りに
1人で行けなかった僕に2人はついてきてくれた。
思えばあれが君との最後だった。
10/10/2024, 10:05:11 PM
『涙の理由』
君とは長いことすれ違っていた。
お互い好きだと言い合っていたのに、
ずっと一緒にいたのに、
かみ合うタイミングがなかった。
運命の人だと思っていた君に
友達でいようと言われた。
だけど、僕は諦めきれずもう一度告白してしまった。
電話越しに聞こえる押し殺した泣き声。
その意味を知ることはなく、
離れ離れになってしまった。