桃梨

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3/21/2024, 4:12:02 PM

『二人ぼっち』

体育教師に嫌われていた僕は、

明らかに1人じゃ持てない量の荷物を

授業終わりに運ぶよう指示された。

そんな時、君はすぐ僕の所に来てくれた。

嫌な気持ちだったその時が

幸せな時間へと変わった。

みんなが教室に戻った後の体育館で

僕たちは二人ぼっちだった。

3/20/2024, 11:36:26 AM

『夢が醒める前に』

忘れかけた頃に君はまた夢に出てくる。

まるで忘れないでと言わんばかりに。

夢が醒める前は昔みたいに仲良くしているのに、

夢が醒めたらそれはただの幻想だと思い知らされる。

そして起きた僕は、

夢が醒める前のように戻れたら、と願い

さっきの続きを見るため、また眠りにつく。

3/17/2024, 5:37:02 AM

『怖がり』

昔は、ひどく怖がりだった。

絶叫系もだめ、怪談話やお化け屋敷もだめ。

そんな僕はいつの日か、

死んだ方が楽だと思い始めるようになった。

自ら死を選ぶことが怖く、

自分で死ぬことはできなかったが、

どこかで死んでしまうのは、

仕方のないことだと思うようになった。

ビビリだった僕は、あの頃から恐怖心が消えた。

3/13/2024, 1:29:08 PM

『ずっと隣で』

ずっと隣にいてくれると思ってた。

隣にいるのが当たり前で、

君がいない生活は考えられなかった。

高校は別々になってしまったけれど、

「これからも仲良くしてね」って

言ってくれたのが嬉しかった。

だけど気づけば連絡は途絶え、

その後会うことはなかった。