3/20/2024, 11:36:26 AM
『夢が醒める前に』
忘れかけた頃に君はまた夢に出てくる。
まるで忘れないでと言わんばかりに。
夢が醒める前は昔みたいに仲良くしているのに、
夢が醒めたらそれはただの幻想だと思い知らされる。
そして起きた僕は、
夢が醒める前のように戻れたら、と願い
さっきの続きを見るため、また眠りにつく。
3/17/2024, 5:37:02 AM
『怖がり』
昔は、ひどく怖がりだった。
絶叫系もだめ、怪談話やお化け屋敷もだめ。
そんな僕はいつの日か、
死んだ方が楽だと思い始めるようになった。
自ら死を選ぶことが怖く、
自分で死ぬことはできなかったが、
どこかで死んでしまうのは、
仕方のないことだと思うようになった。
ビビリだった僕は、あの頃から恐怖心が消えた。
3/13/2024, 1:29:08 PM
『ずっと隣で』
ずっと隣にいてくれると思ってた。
隣にいるのが当たり前で、
君がいない生活は考えられなかった。
高校は別々になってしまったけれど、
「これからも仲良くしてね」って
言ってくれたのが嬉しかった。
だけど気づけば連絡は途絶え、
その後会うことはなかった。