t「未来の記憶」
来世はもっと幸せになりたい。
今はとても生きづらさすぎる。
だから来世こそは幸せになりたい。
毎日じゃなくてもいいから笑っていたい。
少し辛くてもいいから何かを成し遂げたい。
どんな小さな事でもいいから幸せを感じたい。
色んなものに見て触れて感じて自由に生きたい。
もう叶わない夢だけど来世ならと想像する。
幼い頃から憧れて考えた大人になった自分。
小さい時に浸った未来の記憶を思い返す。
頑張ったんだけどちょっと無理だった。
何だったかな人生の最期にしたい事。
ああ…そうだった…優しい自分の
叶えられる、唯一の想像と現実
最期は笑っておわかれしよう
さようなら笑って目を閉じ
t「ココロ」
君と散々喧嘩してきた。たくさんぶつかって、たくさん汚い言葉を吐き捨ててきた。それは君も自分も良くしたい二人の未来があるから、何かにつけて衝突する事はあるけど、お互いに未来を良くしたいと思う気持ちは一緒だ。
だから君がどんな言葉を言おうと自分は受け止めるし、君はどんな言葉を自分が言おうと受け止めてくれる。
自分と僕はどんな困難に遭遇しようともココロが通ってるから大丈夫。乗り越えていけるよ、君と僕なら。
t「星に願って」
夜寝る前に窓から空を見上げる。
ベット生活の夜の唯一の楽しみ。
あまりにも時間がたくさんあったから星の事についてたくさん本を読んだ。
たくさんのお話があって面白かった。
キラキラ光る星は輝いているわけじゃないんだろうけど、それでも綺麗に見える。
昔はきっと神様に願って空を見上げていたのかもしれないけど、今は星が綺麗だから見上げてしまう。お願い事をするなら見えない神様を浮かべるより綺麗な星にお願いしたいと思ってしまうかも…?
星に願って私は今日も生きる事を誓います、なんちゃって。
一人心の中で呟いて瞼を閉じた。
t「遠く....」
亡くなった人に向けてのお祭りは世界各地にある。
それは残された人のためのか亡くなった人のためか。
どちらにせよ、なくした人を思う気持ちが形になり言葉になり思いになる、それは今を生きる人たちにとっては救いになる。
空へ川へ海へ綴った想いを込めて手放す。届かない気持ちが遠くなっていく。手を伸ばしてももう手に入らない君のもとへ辿り着くように、遠く遠くへ…
t「誰も知らない秘密」
例えば今パンデミックが起こったらどうしよう
例えば今隕石が落下したらどうしよう
例えば今目の前で大規模事故が起きたらどうしよう
ふとした時に映画で見るようなどうしようもないワンシーンを思い浮かべる
大切な人を守るためにどう動くべきか
それとも微力ながら人命救助に動くべきか
きっとそんな妄想に直面する事はほとんどないと思う
平然とした顔で歩きながらそんな事を妄想してる
自分の中で日々事件事故が起こってる誰も知らない秘密