コハク

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1/19/2025, 1:25:12 PM

t「ただひとりの君へ」

自分の価値を自分で見出せずにいた
自分とは一体何者でどんな存在なのか
そもそも自分はここにいる必要があるのか
それとも自分はどこか違う場所に行くのか
確かに自分はここという場所にいるのに
ふわふわと存在だけしている感じがする
そんな自分の手を掴んだ最初の君
自分という存在に価値を見出し
自分の次に自分を確かな者にしてくれた
名前を呼び共に語り合い手を取りあった
自分という形の証明を価値を存在を
あの時掴んでくれた君がくれた
きっと君はそんなつもりはなかっただろう
でも自分からしたら君は
自分を見つけてくれた唯一無二の人なんだ

ただひとりの君へ
ありがとう今日も自分は生きている

1/17/2025, 1:30:31 PM

t「風のいたずら」

君の髪が風に揺られてなびく
かたくもない柔らかくもない髪質
気持ちよさそうに歩いて笑う君
その姿につい見惚れてしまう
今だけは風のいたずらでなびく髪の隙間から
君を見ている自分を許して欲しい

1/16/2025, 1:50:52 PM

t「透明な涙」

自分に自信が無いの
可愛くて愛される自分でいたい
美人で強かで頼られる自分がいい
見た目だけでも強くありたい
第一印象は顔と言われるから
泣いてもいい、今は誤魔化してもいい
いつか自分に自信が持てるまで
黒い涙を何度だって流す
頑張った分だけ過ぎた努力が
実って透明な涙になる日まで

1/15/2025, 1:53:35 PM

t「あなたのもとへ」

初めまして
きっかけは些細な事で偶然だった
よろしくお願いします
二人して頭を下げ合って残りの人生を
二人で歩み続けると決めた薬指に誓って
初めまして
新しい命を授かりやらなければならいな事や
守らなければならない事がたくさん出来た
よろしくお願いします
色々なことに二人で揃って頭を下げた
気の強い子ではあったけど優しい子だった
初めまして
もう貴方は握った手が誰なのかわかっていない
それなのに出会った時と同じ顔で笑う
よろしくお願いします
先をいく貴方を見送り一人頭を下げる
いかないで!
泣く子をあやすように言葉を紡ぐ
ごめんねもうちょっと居たかったけど
もういかないといけないから
最後は笑って眠りましょう
そうして目を閉じて迎えを待つ
初めまして
出会った時と同じ言葉で笑うあなたのもとへ

1/14/2025, 1:07:51 PM

t「そっと」

夢のような日が終わる
仲間と分かちあった喜びと熱がまだ覚めない
各々がまた明日と声をあげて帰路につく
気付いたら自宅の天井をぼーっと見つめていた
夢じゃない自分たちは見たんだ夢の景色を
確かな体の疲労感が現実なんだと教えてくれる
眠れない体はくたくたなのに興奮が治まらない
不意にスマホの画面が点灯して通知が映される
眠れない、その一言が先程熱を分かちあった
仲間の一人が言うと他の仲間も次々と反応する
みんなまだきっと夢にうかされているんだ
自分だけじゃないそう思うと自然と笑ってしまう
スマホを手に取り自分も、とだけ打って送信した
仲間たちからこぼれてあふれる文字を見て
そっと微笑むみんなもきっと自分と同じ気持ち

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