『夜景』
20××年 あなたと初めて見た夜景
あなたとあゆみたいと思ったよ
20××年 あなたの2度目の夜景
あなたのことさらに惚れたよ
20××年 あなたと3度目の夜景
あなたの気持ちが少し分からない
20××年 あなたと4度目の夜景
あなたの顔が曇っている
20××年 あなたと5度目の夜景
あなたは告げる「さよなら」を
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あなたと見た夜景はいつも心の中にある
わたしは毎年夜景を見にいつもの場所へ向かう
となりにあなたはいない
けれどなんだかいるような気がする
あなたも同じ夜景を見ているような
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『カレンダー』
1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日 9日 10日 …
どんどん時間はすぎてゆく
わたしはなにもかわらずに
そのままときが過ぎてゆく
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1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日 9日 10日 …
貴方からの通知はこない
今どこでなにをしているの
早くあなたに会いたいのに
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1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日 9日 10日 …
ただただ何もしない日が過ぎてゆく
まわりはコロコロと変わってゆく
わたしは何をしたいのだろう
『天国と地獄』
ある天界に かわいらしい少女と少年がいました
ふたりは幼なじみで小さい頃から仲良く育ちました
ある魔界にはかっこいい少女と少年がいました
ふたりは幼なじみで小さい頃から喧嘩をして育ちました
天界の少女の母は女神といい
天界の少女の父は神王という
天界の少女の両親は
小さい頃から仲のよい育ちも素晴らしい少年と
結婚を考えていました
魔界の少年の父は魔王といい
魔界の少年の母は魔姫という
魔界の少年の両親は
小さい頃から付き合いのある教養のある少女と
結婚を考えていました
『月に願いを』
君に認められたくて
君に依存されたくて
君に求められたくて
君に愛されたくて
ひとり私は月に願う
『幸せになって』
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『好きだよ』
ただぽつりとしたひとりごと
だれにも届かないひとりごと
さみしいかなしいひとりごと
君に届いて欲しいひとりごと
『今日も月が綺麗だね』