二人で見に行ったプラネタリウム。隣にあなたの温もりを感じながらたくさんの星を見て、
それがすごく楽しくて、あの時は小学生ぶりに見たプラネタリウムがこんなにも心踊る物だったんだなって思ってた。
だけど今日久しぶりに行ってみたの。
そしたらね、いく前まではすごく楽しみだったのに始まったらすぐに寝ちゃってたよ。
なんかすごく悔しかった。あなたのこと何とも思ってないはずなのに変わりゆく空が楽しかったはずなのに一人で見る星は心が踊らなかったの。
あなたはいつも周りに気を遣って頑張って笑っていたね。時々見せるその冷たい表情があなたの本当の顔を見ているようで好きだったよ。あなたはきっと嫌だと思うけど。
きっと怖かったんだね。本当の自分を見せることが。
でも私は見たいと思ってしまったんだ、あなたのことをそして願わくはその表情を笑顔にしたいと。
「私と踊ってくださいませんか。」
よく生きる理由や意味、価値を決めようとする人がいるけれど私は自分の人生には必要ないと思っている。
確かに生きていく上で軸になったり支えになったりする人もいて自分の人生にそれほど大きなときめきがあったのだろうなと感じるからすごく素敵なことだと思う。
だけどそれを無理に探す必要はないと思う。だって生まれてくる時に私はこういう人間になるために生まれてきますなんて生まれる前の記憶を持って生きている人はきっとなかなかいないと思う。だから生きる意味とか理由なんて所詮自己満に過ぎないと思う。
だから私はそんな物に縛られて生きるのは息苦しいし自分で自分の人生を狭めたくはない。そんな人生規模の大きな理想を抱いて生きていくのは人生一回目の私には少々荷が重すぎる。
楽しいことも嬉しいことも辛いことも苦しいことも全部全部自分で私は自分の人生を謳歌しているなと思う。マイナスなことってすごく辛いし嫌なことばかり考えてしまうしいけないことだと思っていたけれど今はこれも全部人生のスパイスだと思っている。
要するに私は自分の人生に定義なんていらないしその時の巡り合わせと一つ自分の揺るがない信念さえ大切に生きていけばあとは最後自分の生が終わる時自分の人生を謳歌できたなと感じられると思う。
あれはもう50年も昔のことだ。あの頃はまだ君も私も若かった。だからそれがこんなにも特別なことだとは気がつかなかったよ。
なぁ、君はまだ覚えてるかな。僕が大学で君に一目惚れをしてあの手この手で君を誘い出して、そのたびに君は迷惑そうな顔をしてて。
だけど僕は全然君のことが諦められなくて、聞いたんだ。どうしたら君は僕のことを好きになってくれるんだって。そしたら君はすごく寂しそうにだけど満面に笑いながら私は一人が好きだからって。
そっか。それなら僕は君に二人も悪くないなって思わせて見せるよ、なんていったら君は期待してるって笑っていたね。
君は僕と一緒で幸せだったかな。少しは二人も悪くないと思わせられたかな。まだ君の答えが聞けてないよ
願わくはまた君の声が聞きたい
あの日の返事をずっと待っているよ