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あれはもう50年も昔のことだ。あの頃はまだ君も私も若かった。だからそれがこんなにも特別なことだとは気がつかなかったよ。
なぁ、君はまだ覚えてるかな。僕が大学で君に一目惚れをしてあの手この手で君を誘い出して、そのたびに君は迷惑そうな顔をしてて。
だけど僕は全然君のことが諦められなくて、聞いたんだ。どうしたら君は僕のことを好きになってくれるんだって。そしたら君はすごく寂しそうにだけど満面に笑いながら私は一人が好きだからって。
そっか。それなら僕は君に二人も悪くないなって思わせて見せるよ、なんていったら君は期待してるって笑っていたね。

君は僕と一緒で幸せだったかな。少しは二人も悪くないと思わせられたかな。まだ君の答えが聞けてないよ

願わくはまた君の声が聞きたい
あの日の返事をずっと待っているよ

10/2/2024, 1:15:24 PM