今日もまた曇り...か
教室の窓から見える景色に
そっとため息をつく
私は曇りが1番嫌い
晴れるわけでも雨が降るわけでもない
中途半端な天気
「自分を写し出されてるみたい...」
【今日の心模様】
これと、これと...これもっ!
1人で私を育ててくれるお母さんを
少しでも楽にしてあげたくて
私はスーパーに来る
小さな調味料がいくつか入った
手さげ袋をみてこんな考えが
浮かんでくる
ここでは今日で最後にしよう
【たとえ間違いだったとしても】
まるで雫のようにポタポタとこの手からこぼれ落ちる
ものはなんだろう
とても愛おしく思っていたのに
少しづつ僕の手から減っていく
あぁ...
この人とも駄目だった
【雫】
ずっと俺の事を見ていること知ってるよ。
バレてないと思ってる?
どんどん綺麗になっていく君
俺のために努力してくれているの嬉しいよ
隠れてないでこっちに来ればいいのに
そんな君も可愛いんだけどね
実はね...
ずっと俺の事を見てる君でも
知らない俺がいるんだよ。
家に帰ると壁一面の君に包まれるんだ...
やっと君をここに招待するよ
君はとても喜んでくれたね
床一面が赤く染っていく
あぁ...
これでやっと1つになれるね
最期の時は君にこうされたかったんだ
【誰よりも、ずっと】愛してる
【これからも、ずっと】
大好きな大好きな彼
誰にでも優しいあなただから
最初は遠くから見つめることしか
できなかったんだけど
街中で偶然見かけた時は運命だと思った
そこからあなたに振り向いてほしくて
ダイエット、メイク、オシャレに
あなたの趣味を知って調べたり努力が楽しかったよ
そのおかげなのか
徐々に2人の距離は近づいていったよね
私がいちばんあなたの事を知ってるよ…?
写真の中のあなたは素敵な笑顔なのに
それを私の前では見せてくれないよね
なのにあなたはいつまでも誰にでも優しい。
それが許せなかったの
だから…
ねぇ…?これで
これからも、ずっと一緒だよね。