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10/28/2023, 9:34:21 PM

飲食会

同級生6人で

みんな盛り上がってる

でも俺は

俺だけ

帰り道の事しか考えられない

楽しいけど

すごい楽しいんだけど

帰り道

もし、崖から落ちたら

道に迷ったら

車にひかれたら

怖い人に絡まれたら

なんて、1人で考えて落ち込んでる

将来

なにしてるんだろ

みんな大体夢が決まってる

俺は決まってないけど

頭が良くなかったから

それなりの高校に行った

みんな

大学受験頑張ってるんだ

そんな話題になるこの時期

この先、生きてるのかな

病気になったりしないかな

みんなと同じくらい

長生き出来るのかな

暗い未来だけ考えてしまう

いつも

考えすぎてしまう。

怖くて

怖くて

息が苦しくなる

ネットで調べた

「ネガティブに考える人は鬱病になりやすい」
「精神科医に相談するのも1つの手」

精神科

聞かれるんでしょ

医者に

どのようになるかって

そしたら

また

いろんな不安が頭をよぎる

もう、考えたくなかった

お父さんにも相談した

精神科に行っても、薬で誤魔化してるだけだ

気分転換に散歩でも行くか

ポジティブに考えればいいんだよ

そんな考えすぎるな

って、

それができたら

苦しんでない。

もう、どうしたらいいか分からないんだ。

みんな

未来があるのが当たり前だって

生活してるけど

来ないかもしれない明日を考えてしまう

ねぇ

誰か

助けてよ

俺だけ暗がりの中にいる















10/27/2023, 9:27:08 PM



いつもみたいに紅茶の匂いがしなかった。

あぁ、喧嘩したんだった。

いつも、紅茶の匂いから始まっていた1日

なんだかやる気が出ない

自分で紅茶を入れた。

やっぱり苦い

あの時は飲めたのに

1人だと美味しくなかった

無理だと思った

電話した

ごめん、帰ってきて

無視。

無言で切られた

しばらく距離置くか。

紅茶の匂いを嗅ぎながら

反省した。





10/26/2023, 9:27:02 PM

お母さんと喧嘩した。

弟、帰ってこない

「ただいま」

「おかえり弟!入るな!」

「え?」

「合言葉をどうぞ」

「合言葉?」


「当てないと入れません」

「えー、めんどくさい」

「だめ!」

「んー、入りたいです」

「はずれです」

「ヒント言ってよ」

「俺に向けての言葉」

「いつもありがとう?とか?」

「はずれ」

「がんばれ」

「はずれ」

「だいすき」

「おしい」

「愛してる?」

「入ってどうぞ」

「愛してるって言って欲しかったわけ?」

「そーゆーわけ」

「愛たりてないの笑」

「足りてなかった」

「へー」

「愛言葉って言ったのに、なんだよ入りたいですって」

「でも普通にいつも感謝してるよ?ありがとね。まじで愛してるから」

10/25/2023, 9:36:47 PM

全員が着席した

いつもとは違って、静まり返った教室

前に立つ先生
「うるさすぎるんだよ。もう3年なんだから全校の見本になるように動けよ」

説教

いつも思う

なんで俺も怒られてるんだって

集団だからって、仲間だからって、友達だからって
注意しないのが悪いって?

綺麗事にしか聞こえない

集団だからって、やってもいないことを指摘される。
仲間って。

馬鹿にされた思い出しかないけど。

「友達だろ?」って言葉に
どれだけ騙されたと思って。

注意なんてしようと思わない

非常識なまま生きていくんだなって哀れんでた

「ばかにされて散々傷つけられたとしても、いくら嫌いでも仲間なんだよ」

「3年感おなじ教室で生活してきたのは事実だろ。1回でもクラスメイトの発言とか行動で笑ったこと、あるでしょ?」

「感謝すればいいんだよ。たくさんの経験をありがとうって。お前は人がされて傷つくことが分かる。良かったな、めちゃくちゃ充実してるじゃん」

そう、笑いながら言ってた兄の言葉を思い出した。

そんな考え方は出来なかった。

感謝なんて感情、頭の片隅にも無かった。

でも、別の視点で考えてみようかなって
少し気持ちが楽になった。

10/24/2023, 9:40:20 PM

「保健委員ー!女子が怪我した!」

1番めんどくさい、保健委員とか。
ほんとついてない、じゃんけんで負けるとか。

「立てますか」
「立てないの、足が痛すぎて」

こーゆーのが嫌
大した怪我に見えないけど。

「車椅子、持ってきますね」

「おいそれはねーって笑」
「おぶってやれよ〜笑」

なんでだよ
どっちだっていいだろ、別に

「おんぶ、したくないの…?」

したいわけ、ないだろ
正直重いし、疲れる
言えないけど。

「どうぞ」



「温かいね山田くんの背中」
「そう」

無駄に会話をしたくない。

「着きました。先生呼んできますね」
「まって、行かないで」
「ほんとは怪我、うそ」

無視した。
ここで優しい人は
良かった、安心したとか言うんだろうな
馬鹿らしい

「怒ってる…?」
「怒ってません」


俺に何してほしいの
早く説明してよ
帰りたい

「先生呼んできます」
「山田くんもここにいて」
「いやです。なんでですか」
「今、葉月と喧嘩してるの。それでね、葉月は山田くんのことが好きだから…」

そんなことだろうと思った

「山田くんもてるでしょ?かっこいいし!だから!嫉妬させたいの」

ふざけてる

「無理です。俺帰りますね」
「そっか、ごめんね」


俺もごめん
冷たく当たりすぎた
心の中で後悔して
謝りに戻った。




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