7/12/2023, 7:44:37 AM
様々な欲望の流れと絶えず繋がり切断する。乳房はミルクを生産する源泉機械であり、口は乳房という機械に接続される器官機械である。エネルギー機械に対して、器官機械があることは、常に流れと切断とがある事である。
このような摩訶不思議で荒唐無稽とさえ思えてくる言説を送ってくる軽佻浮薄の友人がいる。意味を尋ねても答えは返ってこない。彼は語の組み合わせのみに拘っており文が持つ意味を等閑視しているからだ。
水を分解したのならそれは水ではない。
彼は私のようだ。
だが、私は彼だ。
成程、だから似ていたのか。
このようにして、ラインを断絶して繋げていく。
ツギハギの文は醜いフランケンシュタイン。
パトラッシュ眠くなってきたよ。
7/6/2023, 7:19:16 AM
過去というのは、過ぎてみればたとえどれだけ過酷な、惨憺たる光景でさえも美化されて人々の記憶に棲みつく。そうしなければ生きる事をしなくなってしまうだろう。経験されたものに関して我々は反復できない時、私という外部とは共有化し得ない想像の中で再現され、劇場を開く。再現という語が示すのは、現実に起きたことであろうと真実でなくなる記憶を基底としたフィクションである、という事を意味する。劇場と記してみせたのは過去は喜劇あるいは悲劇に変貌させられるからである。その変貌を美化と呼ぶ。美化された記憶は虚構なのだから外部に滲出すること無く内部で完結する。
我々はこうして今を生きていく事が出来るのである。
ピダハンは星空を見ない。見るのは現在だけだ。