文月。

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3/14/2024, 8:37:04 PM


「安らかな瞳」
まだ、出会ったことのない瞳。
向けられたことのない瞳。
まだ、私は16歳。
これから、その瞳を見る機会は数回あるのでしょうね。
滲んだ景色で、ぼやけて見えないかもしれない。
それでも、その瞳を見る瞬間を想像すると、なんだか辛い気持ちになってくる。
きっと、今まで向けられたことのないぐらいの優しさで。
きっと、その表情は穏やかで。
私のことを見守るように、その瞳に私を映すのでしょうね。
その時は、笑顔で答えましょう。
貴方が寂しくないように。
貴方の最後の景色が、幸せなものであるように。
最後まで、ずっと一緒にいられるように。
「貴方といられて、私は幸せだったよ。」