ことほぎ

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8/15/2024, 9:49:52 AM

#24 自転車に乗って

   [ヤクルトは美味しい]

   自転車に乗って、
   ヤクルトが運ばれてくる。
   
   何気ない街中にヤクルトを運ぶお姉さんが
   颯爽と走る。
   すると、今飲んでいるヤクルトが
   美味しそうに感じてしまう。

   なぜだろうか。
   きっと、暑い中生活のために働く姿が
   より一層味を引き立てるのだろう。

   今日も運搬ご苦労様です。

8/13/2024, 10:41:44 AM

#23 心の健康

  [本当の負けは]
  
  絶対に深刻にならない。
  コレが一番大切。

  悩みや不安はいくらあっても良い。
  それがこの世の摂理だから、仕方ない。

  だからこそ、深刻になっては
  この世界に本当に負けてしまう。

  ダメダメな人生でも良い。
  自覚している、
  それだけでもう充分頑張っている証。

  無理しないで。
  自然体が一番だよ。
  

8/12/2024, 10:29:03 PM

#22 君の奏でる音楽

  [手拍子は共鳴する]

  神社へ行くと、
  「二礼二拍手一礼」が
  一般的な神様へのご挨拶になる。

  神社は、普段は静けさに満ちている。
  物静かな神社で拍手をすると、
  拍手の動きに合わせて
  大自然がよりハッキリと共鳴する。
  拍手の音の波が
  大自然の空気に伝わっていくのだ。

  面白いことに、
  拍手の音とリズムは人により
  まるで違う。

  ある宮司の拍手の音の共鳴は、
  言葉に表すことが難しいほどに
  神聖な音が聞こえた。
  音一つで相手の心を引き込む力があった。

  宮司には及ばないけれど、
  自分でも日々御詣りして
  拍手の音で
  今日の大自然と自分の状態を
  確認している。

  貴方は、今大自然に向けて
  どんな音を奏でているのだろう?
 
  拍手の音に今日も耳を傾ける。
  
  

8/11/2024, 4:44:51 PM

#21 麦わら帽子

  [麦わら帽子とワンピース]
  
  小学生の頃、
  麦わら帽子にワンピースが夏服の
  私立の小学生の子達を見て、
  かわいいのに爽やかで何て素敵なんだろう、 
  と憧れた。

  あの制服を着られるようになるまでの
  各々の苦労と思うと、
  それがまたいっそう排他的な魅力を
  醸し出して、
  目の前にみえるのに手に届かない上品な姿、
  そんな美しさを引き立てていた。
  
  もしあの制服を着たならば、
  どんな風にみえるだろう?

  麦わら帽子は、そんな空想の世界に
  誘ってくれた、象徴的な存在であった。
  
  

8/10/2024, 9:04:59 PM

#20 終点

 [今世の終点]

 ガタンゴトン、ガタンゴトン。
 電車が走る。

 まもなく「三途の川駅」、終点で御座います。
 お忘れ物の無いよう今一度お確かめ下さいませ。
 お出口は、こちら側です。
 
 人生いつ終わるかもわからない。
 今日死ぬ可能性を考えながら生きたら、
 今世の終点に辿りついた時、
 少しは笑って「今までありがとう」と
 口にすることができるだろうか。
 
 

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