…なんて素敵なのでしょう。
美しい顔のライン、スタイル、人柄、その全てが私を惹き寄せる。
私は貴方のことを誰よりも愛しているの。
でもね、これは不毛な恋なのよ。
だから、忘れることに決めたの、全部全部。
それでも、皮肉なことに人の心は一度好きになってしまったら簡単には忘れられないの。
それどころか日を重ねるごとに好きになってしまうの。
貴方には素敵な恋人がいるのに。
だからね、今日は少し我儘を言ってみたの。
ねぇ、少しでもいいから私を見て…?
そう言うと貴方は困ったように笑うわよね。
でも、そんな日も今日で終わり。
私は美しい水に身を預けた。
不幸?そんなわけないじゃない。
好きな人の為の“死あわせ”なのだから。
さようなら、私の一番愛おしい人。
#届かぬ想い
遠くの空へ
いつか行ってしまうのかな。
でも、それでも私には分かるんだ。
“また何処かで絶対に会える”って。
#遠くの空へ
※これは乙女ゲーム、「イケメン戦国」の秀吉さんの夢小説です。
※夢主の名前は〇〇です。ぜひ、自分の名前に置き換えて考えてみてください。
「秀吉さんの目を見つめるとね‥‥、、ううん、やっぱ何でもない」
危なく、口に出てしまう所だった。この先は言ってはいけないから。
でも、もし、言える日が来るなら‥‥。
本当はね、秀吉さんの目を見ると離れたくなくなって、隠していた事が全部溢れ出ちゃいそうで、この気持ちがバレてしまいそうで‥‥。
なんて、言える日なんて来るわけがないのに。それにこれ以上秀吉さんといると、帰れなくなってしまうから。
だからこの気持ちはなんとしてでも隠し通さなきゃ。
秀吉side
「秀吉さんの目を見つめるとね‥‥」
そんなことを言っていた〇〇が昨日の夜、いなくなった。どこにいる?怪我はしてないか?そんな不安がつのっていた今日午後、幸村というやつから一通の手紙が送られてきた。
中を見てみるとそれは〇〇が書いたものだった。
内容は‥‥。
「あぁ゛、もうくそ、、。なんで気づかなかったんだよ」
自分でも驚くほどに荒らげた声が出た。
それは現代に帰る、という主旨と。
俺への想いについて書かれていた。
「‥お前は妹なんかじゃねえよ、、。俺も好きだ、〇〇。」
#君の目を見つめると
※一日分書けなかったので“ひとつだけ”と“それでいい”をまとめて。
「もう、ひとつだけだからね?」
そう言った貴方は結局はひとつも残すことなく、まるで元から居なかったかのように消えてしまった。
#ひとつだけ
私は、弱くて出来損ない。
自分の中に染み付いた自虐。
生きることを諦めようと思うこともあった。
それでもまだ生きたいと思えるのはいつか
“貴方はあなたのまま。そのままで、それでいいんだよ”
と言ってくれる人が現れることに期待しているから。
そしてまた今日も弱くて出来損ないな私は生きていく。
#それでいい
※これは乙女ゲーム、「イケメン戦国」の秀吉さんの夢小説です。
※夢主の名前は〇〇です。ぜひ、自分の名前に置き換えて考えてみてください。
「大切なもの、か。」
* * *
「お前は一度お前にとって何が大切か考えてみろ。それまで〇〇は俺が預かる。」
* * *
これは昨日の夜の事だった。
軍議の後、喧嘩している俺と〇〇を信長様が呼び止めた。
そして、今に至る。
「あ゛〜、くそ。」
こんなことなら喧嘩なんかしなけりゃ良かった、なんて思ってももう遅い。
俺にとって大事なものは、信長様と〇〇だ。しかし、それを伝えても〇〇は納得したような顔にはならなかった。
何が、なんと答えれば正解なのか。
考えてみるが、特に思い浮かばない。
「はぁ。どうすれば良いんだよ‥‥」
〇〇side
私はただ、貴方の、秀吉さんの命の重さをしってほしいのに。
それでも口下手な私は上手く言葉にできない。
本当はただ一言、「もっと自分を大切にして」と言うだけなのに。