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7/13/2023, 10:51:05 AM

「あ~!ムカつく!!なんでアイツなの!!」
今日も独り、部屋で吐き捨てるのは
一つ上の兄の悪口。
絶対に僕の方が勉強出来るのに!!
ムカつくムカつくムカつく!!

「まただ。」
2階からドンドコと物に当たっている音がする。
元凶は一つ下の弟だろう。
何か言われたのだろうか。
そういえばテストの結果が貼り出されている頃、つまりはそう言うことであろう。
「兄弟で切磋琢磨出来るって素敵だよね。」
思わず笑みが溢れる。
「ぜ~ったいに、
負けて上げないんだから、あはは!
さいっこう……。」
体が震えた。



優越感に浸るより、
劣等感を持っていた方が成長出来る。
そう、信じています。

7/12/2023, 12:41:51 PM

これまでずっと我慢してきた。
ずっと笑っていて欲しくて
何処かの誰かのように道化を演じてきたの。
貴女は私みたいにピエロになったけど
熊に襲われちゃったのは可哀想ね。
周りの大人は私を指差して泣いていたわ。
どうしてかしら、
貴女が私にピエロになってみたいって
言ったんじゃないの。
私は悪くないわ、
ただ貴女がピエロになって
笑ってくれるならと思ったの。本心よ。
でも、
動物たちは私と違うことを思ったみたい。
ほら、よく言うじゃない?
動物は本心を見抜くって。

私、貴女の人を嘲笑う為の高笑い
大嫌いよ。

7/11/2023, 11:49:50 AM

LINEの通知音が鳴る。
今日はずっと片想いしていた相手と
放課後に遊ぶ予定をしているのだ。
姉ちゃんに色々聞いたけど
結局なにもしない方が良い!で話が終わった。
早くLINEを返したいなぁと
机に立てた肘に顎を乗せれば先生と目があった。
あれ、今って授業中……?




拝啓未来の彼女様、
今日の予定は少し遅くなりそうです。
待たせるなんて、ダサいけど
必ず埋め合わせはします。
ごめんなさい!

7/10/2023, 10:12:18 AM

目が覚めると
其処には真っ白な原稿用紙。
耳に音が届いた。
スマホの画面には担当者の名前が出ている。
はぁ、終わった。
折角任された仕事だったのに。
そのまま寝てしまったのだろう、
左手にはインクがついている。
「正」という文字に見えなくもないが
そんなことはどうだって良かった。
頭をゴン!と机に打ち付ける。
もうどうにでもなれ。
段々と意識が遠くなる。








目が覚めると
其処には真っ白な原稿用紙……。

7/9/2023, 11:20:10 AM

私の当たり前。
何時も通りの時間に起きて、
出掛けて帰ってきて、
一息ついたら筆を持つ。
こんな何気ない毎日が幸せなんだろうな
なんて考えていると自然と口角が上がる。

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