こねこ

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5/12/2025, 12:01:30 PM

『ただ君だけ』


君にあげられるものは何も無いけど
君にあげられないものも何も無いんだよ



このおかしな矛盾は
何も持っていない私が
君にあげられる言葉

ただ君がそこにいるだけで
全ての意味が満たされる

5/1/2025, 12:54:03 PM

「風と」

どこかの木の枝から
私の家の玄関まで
風に吹かれてはるばる
花びらがやって来た


  いらっしゃい
  小さなお客さま

  少し休みますか?
  それともまた旅に出る?


スカートの揺れに合わせ
君は踊るように答える


 ふぅぁ…


      ひらっ…


            はらっ…



4/29/2025, 10:23:38 AM

貴方が私にくれたのは
絵に描いたような白い花

喜んで受け取るのは癪だから
花に罪は無いなんて言い訳をして
嬉しさを隠して受け取った


花弁を一枚千切って、好き
もう一枚千切って、嫌い

好き、嫌い、好き、嫌い、好き…


終わりの来ない花占いの
答えなんて本当は知っている

きっと花言葉まで調べて
この花を選んだ事も知っている

欲しいのは花束なんかじゃない事も
きっと貴方は知っている

だから貴方のことが好きで、嫌い

『好きになれない、嫌いになれない』

4/27/2025, 10:55:01 AM

『ふとした瞬間』

いつもと変わらない何でもない日の
いつもと変わらない暮らしの中で
ふとした瞬間に遠い誰かを思い出す

それは遠方に越した友人や
別れたかつての恋人や
旅先で一度だけ話した人や
離れて暮らす家族や
昔飼っていた犬や鳥や
もう会えない人だったりする

そんな時、私は少しだけ手を止めて
その思い出を矯めす眇めつ眺める

どの思い出も今の私を形造る
大切な記憶だと再確認して
支えてもらっていた事を思い知る

すると頭の斜め後ろの方から誰かが
私を見守っていてくれる気がして
なぜかとても心強いような気持ちになる

そんなふとした瞬間の後は
誰かに恩返しするように
いつもより少しだけ頑張れる


4/26/2025, 10:21:29 AM

『どんなに離れていても』

寂しがり屋の私のために
貴方がしてくれた約束


 離れて過ごす夜は
 22時にお月様を見て
 お互いの事を想う


普段はそっけない貴方にしては
随分とロマンチックな約束は
私の心の支えになって
どんなに遠く離れていても
隣にいるような気がする
どんなに遠く離れていても
大丈夫だと強く思える



今夜も22時、私は窓の外の月を探す

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