物事に対して、あまり執着のない
そんな性格であると過信していたのだけれど
思えばいつも恐れているものがあった
絶対にしたくない、と
常に強く執着してしまっているもの
「後悔」とかいう人生の残骸
僕はこれが自分の中で足を引っ張っていると
認識する瞬間が大嫌いで仕方がないのである。
《後悔》
いつまでも忘れられないのなら
それはただの
執着でしかないんじゃないかな
そのうち、
執着すら出来なくなる程薄れてしまうよ
大丈夫。
忘れて後悔する記憶は、意外と無いものだよ
《忘れられない、いつまでも。》
よりによって
ずっと続いて欲しいと思うものほど
一瞬で過ぎていってしまうから困ったものだね
もうすぐ帰っちゃうよ、の時間に
ぎゅっとしていた手の温もりと
一秒でも見逃したくないと思ったその表情も
二人でいた場所からどんどん離れていく新幹線の中で泣かないようにしていた時間も
ほら、こんな調子で
君といたら人生なんか、あっという間なんだって。
だからね、私は
君と過ごす一秒一秒を大事にしたいんだよ
《刹那》
"意味"なんて
私達が生きているうちは
こじつけて都合よく考える事しかできないのよ
考えても無駄な事があるってね
私も最近気付いたの。
《生きる意味》
いつもと変わらない月なのに
ピンクムーンだからって特別感出ちゃったり
ちっぽけな宇宙の塵なのに
願い叶えてくれるかもとか思っちゃったり
ジンクスとか願い事とか
そういうことに興味が無い人だって
欲しかったものや人は手に入るってなると
現実なんてロマンチックの欠けらも無い
…そう思えてしまう日もある。
願い事は自身が叶えている
その過程の中で
何かに頼るのは醍醐味であり必須であるのだろう
ただ、頼るだけで叶うものなんて
神様は用意してくれない
最近本を読んでいないせいか
ずいぶん頭が堅くなったかもしれない。
流れ星なんかよりもっと確実なのは
きっと私達の行動力なんだろう
何より自分を信じてみたもん勝ちだな、と
それにしても
どうしてこうも私達は、
空に輝く綺麗なものに惹かれ
不思議な力があると信じてきたのか?
………。
それはまた、明日考える事にしよう。
《流れ星に願いを》