NoName

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2/23/2025, 4:56:42 PM

魔法にかけられたのかと思った。

ただ私の方を向いていたその目が、訳もなく煌めいていて、
目があっただけなのに釘でも打たれたみたいにその場から動けなかった。

あのほどけるような笑顔を思い出すだけで胸が沁みるようにあたたかくなる。
もうそれだけで充分だと思った。

8/17/2024, 12:00:20 PM

いつまでも捨てられない。
ああ、にくたらしい。




「 あんたってなんで存在してんの?意味ある?」



貴方から押し付けられた暴言と暴力が、今でも私の記憶から捨てられない。

時が経ち、私は大人になった。
大人になったら、もうプレゼントはもらわない。
だから、此れからは私が貴方へ心を込めてプレゼントを送り返してやるんだ。




「あなたは私たちの大切な子。」






ああ、

  ああ、

    ああああ


嫌い、嫌い、嫌い!
ほんとは貴方を恨みたくなんてなかった

貴方のこと、好きになりたい、でも嫌い。
どちらか一方に偏ってくれれば楽になれるのに。



母親への情だけがいつまで経っても捨てられない。