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6/18/2024, 10:42:43 AM

落下
ただ歩いていた。
ぼーっと暗い中歩いていた。
急に地面が消えた。
そういえば、この道の溝は深かったな。
あっ、と思えばもう遅かった。
落ちる間はスローモーション。
色々な考えが巡る。
溝、つまり石。
私は頭から落ちた。
この溝は深い。
打ちどころ悪かったら死ぬなあ。
ぽすっ。
その時は秋で、落ち葉が偶然多い場所に落ちた。
私は無事で、上がるのに少し擦りむいたくらい。
でも、少し違えば。
それ以来歩くのには気を付けている。
よく、こけたり落ちたりするけど
毎回スローモーションになった気がするのは、何故?

6/17/2024, 10:34:42 AM

未来
未来の事を考えるのはあまり好きじゃない。
やりたい事、好きな事。
そんなのわからない。
ただ、寝て起きたら明日が来てるから生きているだけ。
自分には未来なんて重すぎる。
絶対というわけでもないし、誰も知らない未来。
まあ、でも百年後にはきっと私は死んでいて
さらに何百年も経つ頃には
誰も私のことを覚えていないはず。
そう考えると少しだけ軽くなる。
もう少し自由に生きても大丈夫って思えるから。
一つ、願うとしたら未来の私が笑えてますように。

6/16/2024, 10:42:36 AM

1年前
確か1年前、
新しい環境になって2ヶ月も経ったのに全く慣れず
浮いてしまい一日一日どうにか意味もなく生きていた。
不運の連続。
聞いてしまった陰口。
もともとメンタルが弱すぎることもあり、
辛くて一人うずくまっていた。
今はなるべく思い出さないように、
なるべくなにも考えないように日々を過ごしている。
するとなんだか不思議、前よりもマシになっていった。
断然楽になったし、自分を貫ける。
毎日が、また楽しくなった。 

1年前、それはまだ序の口。
けれどもなんだかんだ吹っきれてしまうと、
真っ暗な世界に光が差すような、
色のない景色がカラフルになっていくような
そんな世界が待っていた。
あんな人なんか気に留める意味なんてない。
陰口たたくなら叩かせておけばいい。
気に留める暇があるなら自分の好きなことをしよう。
そう思えるようになった。
きっと1年前の自分なら今の自分が別人に見えるのだろう。
そしてまた1年後、
今この瞬間の自分のことが
別人に見えているのかもしれない。

6/15/2024, 10:53:25 AM

好きな本
私は本が本当に好き。
私にとって本とは生きがいだ。
お母さんが言うには、
小さい頃から本が好きで、
読み聞かせをしようとすると奪って読んでいたらしい。
文字はなかなか書けなかったくせに、
読むのは小学校に入る前からある程度漢字も読めたみたい。
小学校に入ると、
一年生は絵本しか借りてはいけないというルールが不服で、こっそり普通の小説を借りようとして先生にバレ、怒られた。
仕方がないから毎日のように図書室に通い、毎週のように文庫に行き、毎月のように図書館にいった。
気づけば三年生になる頃には
文字があるだけで幸せを感じるようになり、
文字があるからという理由で勉強をするようになった。
なかば活字、本依存症。
時間があれば、ではなく
食事中は横においてある新聞をよみ、給食なら牛乳パックを読み、
お風呂はシャンプー、
歩けば店の看板、張り紙……と、本だけでなくそこら中の文字を読んだ。
本も、寝ないといけないのに手放せず、
電気を消して、懐中電灯で読んでいた。
そのせいで視力低下。
今はだいぶマシになった。
相変わらず、目の休憩といいながら本を読み、
目の休憩になってないと言われるけど。
そんなどうしようもないほど本が好きな私だけれど
実をいうと一番好きな本、というものがない。
感情移入して、泣いたり笑ったり
登場人物になりきったりするけれど、
どれも好きだから選びようがない。
しかも、どんな気分かでも変わるし。
だから好きな本はない。
けれども、本が好き。

6/14/2024, 10:40:35 AM

あいまいな空
左を見れば雲一つない青空。
右を見れば雲だらけ。

朝、心地の良い快晴。
夕、土砂降りの雨。

前を見ると、雨のため傘をさす人々。
上を見ると、太陽と青空。

晴れ?雨?曇り?
天気が何かわからない。
そんな、不思議であいまいな空と季節。

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