阿呆豚

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11/29/2024, 11:01:29 PM

秋のおわり 冬のはじまり 春のおとずれ

多くの出会いと別れを繰り返す

過去を留めておけるようなメモリーがないことは

生まれてからずっと知っていた。

慰めしかできない人間は

自分の損や愚かさに気づかず

見て見ぬふりをまた繰り返していた。


11/29/2024, 3:11:21 AM

あんたのギターが聴こえた


頭が痛い9月の半ばアタシ達は解散した

苦しい現実を明るくする為に始めたバンド

結局現実に囚われていたのはアタシたちで

そんな現実に頼っていたのもアタシたちだった


ノイキャンをつけても聞こえる

聞こえたのはあの頃の音か今の音か

はたまた己の本音か。

終わらないで欲しかった9月と頭痛

鎖となったギターの音

11/26/2024, 11:06:57 AM

重い体

溶けるような目

ほのかに香る優しい匂い

これらを兼ね揃えた君は

きっと誰よりも妖艶

君の熱が僕に移って

微熱を纏って熱を上げていく。

垂れ流しのテレビが止まるまで

君に酔う事にしよう

11/23/2024, 10:59:07 AM

火に集まった虫が
焼かれて落ちていく

私と同じだと思った

質のいい才を持ったもの
時代に必死で喰らいつく私
才に焦がれて落ちていく

火を消すか
虫を救うか

どちらも自滅だろう

11/23/2024, 1:51:13 AM

夫婦
恋人
友達
親友

どこにも当てはまらなかった僕達は
大人の階段をどこかで躓いていた

時計の針が進もうとて
進まない僕らが追いかけても意味が無いように

この関係に名前を付けるのもきっと意味は無い

現実逃避ではない

終わりが近い僕たちの少しの寄り道だ

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