9/28/2024, 12:03:20 AM
あの人は気まぐれな人でした
ふと姿が消えたと思えば
またサァと帰ってくるのです
いつ帰ってくるかは分からないけれど
帰ってくる事への自信はいつもあったのです
貴方の消えた後に残る、霧のような足跡が
うっとおしくも愛おしく思えたの
まだ貴方が通るのをどこか祈りのように
神にまで縋ってしまうほど
どうしようもなく期待してしまう
9/24/2024, 4:17:00 PM
いつか見た形のない貴女の中心を
思いっきり握り潰したくなるような
破壊衝動に目覚めたのはいつからだろうか
塩っけのある感情を肴に
今日もグラスを傾ける
形も無いのに囚われる俺に
俺は毎日呆れてる
9/22/2024, 2:39:19 PM
あの夜のあの声が
鼓膜を通して脳に刻まれ残っている
俺にだけ聞こえる
「嘘を着る貴方の皮を剥ぎたくなった」
聞こえた声は恐ろしく熱を帯びていた
俺は酷く冷えきっていた
熱を感じない程に
9/21/2024, 11:36:59 AM
秋風は
涼しいと思えば
たまに熱をおびて
強く押す時もあれば
弱く後ろに引いてゆく
これすなわち
恋愛という遊びの四大勢力である
そして
遊び慣れた貴女が私に使う魔法と
瓜二つである
9/18/2024, 1:38:52 PM
君は上から見下ろす夜景が好き
僕は下から見上げる日の出が好き
君は多分あいつが好き
僕は一生君が好き
君を純粋と捉えるのなら
僕はそこら辺のドブ水だ
僕たちが繋がる一瞬の青春はきっと来ないね