ひらりと舞うあなたの姿は
散り行く花びらのように
落ちていった。

懐かしい卒業間近のあたたかい雰囲気。

いつも静かだったあの子が穏やかな笑顔を見せて、
いつもうるさいあの子は涙ぐんで、
いつも元気なあの子は幸せそうに
残りの時間を噛み締めて、

ただ何にも縛られることなく
色付いた思い出を懐かしむ。

僕は毎日記録を残すようにしている。

知っているかもしれないけれど
嘘と本当のことを混ぜながら書くと
初めて見る人は信じるんだってよ。

僕のこの文も嘘って言ったら？




何も信じられないね。

庭に咲く一輪の花。

嵐でも大雨でも
その花はまっすぐ咲き続けていた

人もまた同じように綺麗に咲き
時には折れそうになってもきっと支えがいる。

花はどこまでも美しい
自信を持って。

好きが喉を通らなくて
心臓が痛かった思い出。