エイプリルフール
いつも塩対応の君が
この日だけは砂糖のように,
はちみつのように,
甘い言葉を僕にくれる。
「君が好きだ」
もし,この言葉が
エイプリルフールの嘘なら,
君は僕のことが_
君から1番聞きたい言葉を
僕にくれているのに。
もらっているのに。
僕は悲しい。
ねぇ,なんでだろうね…
幸せに
明日の今頃,君は何をしてるんだろう。
明日の今頃,誰を想っているんだろう。
君が何をしていても
誰を想っていても
いや,そんなのはどうだっていい。
君がただ
明日の今頃も
幸せだったらそれでいいんだ。
何気ないふり
春。
君との時間は
あとどのくらい残ってるのだろう。
終わりが近づくにつれ,
君の何気ないふりがこんなにも愛おしい。
このまま君とー
ℋ𝒶𝓅𝓅𝓎 ℰ𝓃𝒹
僕は結局,君のために
何も出来なかった。
いつも僕が助けられてしまう
僕じゃない誰かが君を助けて
今日もハッピーエンドで終わる。
見つめられると
これは嘘ひとつない僕の物語。
当時の僕には憧れの人がいた。
あの人とすごす時間は,楽しかったし
何より一緒に居られることが幸せだった。
でも,幸せな時間に早くも終わりが来てしまう。
憧れの人は仕事の都合で転勤することになった。
最後に話したいことはたくさんあったが,
あの人を目の前にしたらきっと泣いてしまうから
何も話さず帰ろうと思った,その時,
あの人が僕の名を呼んだ。
僕は振り返った。
正直,声をかけてくれると思わなくて嬉しかった。
やっぱり君と話がしたい。
そう思うのに,,,
そう思うのに,,,
君がこんなにも,哀しげなで見つめてくるから
涙が溢れてしまう。
ねぇ,君はなんで僕をー