灰色の瞳

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見つめられると

これは嘘ひとつない僕の物語。

当時の僕には憧れの人がいた。

あの人とすごす時間は,楽しかったし

何より一緒に居られることが幸せだった。

でも,幸せな時間に早くも終わりが来てしまう。

憧れの人は仕事の都合で転勤することになった。

最後に話したいことはたくさんあったが,

あの人を目の前にしたらきっと泣いてしまうから

何も話さず帰ろうと思った,その時,

あの人が僕の名を呼んだ。

僕は振り返った。

正直,声をかけてくれると思わなくて嬉しかった。

やっぱり君と話がしたい。

そう思うのに,,,

そう思うのに,,,

君がこんなにも,哀しげなで見つめてくるから

涙が溢れてしまう。

ねぇ,君はなんで僕をー




3/28/2023, 1:20:46 PM