夭折しサイゼリヤの壁飾られたい成人のままトイレで祈る
/子供のままで
垂乳根の、ママが
マグダラの、あのひかりが
あたしのこと見ている
あたしのこと、あたし、窓から
愛された指に触れた、ざらざらした粉を今でも思い出す
喪くした蝶が死んでしまうことなんか知らなかった
だから許してお願い許して
奪ったぶん奪われて、やっと同じになれるの
あたしを見ないで
それに値しない、あたしを
/モンシロチョウ
あらたしい日のために扉が閉まります、白線の内側におさがりください
押絵のことを思い出す
やわらかい頬を車窓に押し付けて眠る子どものことも
恋するために出かけたわけじゃない
だからせめて絵の中で生きていたかった
生きて息をしていたかった
缶チューハイをすするときの、アルミの鉄っぽさが嫌
上野へ着くまでに飲みきらないと、旅が終わらない
子どものまま大人になったから、旅が終わらない
帰りたくないって泣けるまで、旅が終わらない
了らない、追わらない、負わらない……
……
……
/旅路の果てに
魂の温度に期待してる
歩く度気が触れたみたいに空気に触れる
書を捨てよ
書を捨てよ
家だらけの部屋を出て、ぼくらは往く
往くために往く
バーチャルの惜字炉の、その場所へ
街へ
/街へ
海の底には雨が降るのかしら
雨でできた生き物になりたい
不純物だらけの純粋な雨。が。
降る日。わたし。わたしは。
君の君になりたかった。
。 。
。 。
。
。
。
。
水泡みたいな星座と、星座みたいな水泡がひかっている
わたし、何も知らないで生きをしていた
。
どうやって海ができるの
どうやって陸ができるの
どうやって満ちた場所で、なにかが生まれるのかな
。
底はどうやって測るの
其処は、どうやってどうやってどうやったら、生まれてきてよかったって分かるの
/海の底
(久しぶりなので、感覚を思い出しながら)