記憶の海

記憶が海じゃない。
記憶はその中に漂うクラゲとか魚とか
クジラとかイルカとか
プランクトンとか貝とかサンゴ礁とか
わかめとか
船とか
そういう何処かで急に会えて
いつ出会えるかわからない
会えた事自体気が付かず、
一生会わないかもしれない
そういう途方もない
さくり
探りきれなくて
落としたら浮かびにくかったり、
もう見つからないもんだったり
何処かに引っかかってるような
そういう世界だよな、と僕は思う。

ただ君だけ。

ただ君だけは、いろんな君。
同じだった試しがない。
母だったり父だったり兄弟だったり友人だったり
妻だったり、息子だったり
いろんなその時の、君だけが、大勢の中から
僕を。選んだくれた。

未来への船

タイムマシーン的な？
宇宙戦艦的な？
地球そのものが未来への船だけど
未来に行く前に
船はどうなる

ラブソング


歌は文化の極みだそうだ。
某使徒いわく。
愛の歌。
愛って言うと複雑だ。
嘘も愛の一つ。伝えないのも愛の一つ。
行動も愛の一つ。
歌も愛の一つ。
言葉にしないのもあいのひとつ
言葉になってしまわないように
歌にする。
愛だと届かないように、
でも愛を届けと願う矛盾。アンバランスで
滑稽で美しい。
求愛行動は歌。
歌は文化の極みだ

スィートメモリーズ


ペンギン⋯？
松田◎子が歌ってた挿入歌だったような⋯
こうシュールなペンギン物語だった気がする。
甘い記憶が直訳。
でも、
甘すぎると苦みを帯びる。
味覚だけに限らず、記憶も思い出も。
甘いも酸いも程々に。