君の背中

随分とコンプレックスをつついてくれる
喧嘩か、喧嘩を売ってるんだな。
世の中でこの問題は昔から
譲れない問題だ。

君の、背中で揺れる髪質だって一緒だ。

え？関係ないって？
この辺の問題は、相容れない問題だ

サラサラの髪をくくってもすぐ落ちてくると
嘆く君と
爆発してもはや森やブロッコリーの名を欲しいままに僕
さぁ、どっちだ

遠く…


昔
思い出
記憶
気持ち全部、そこにあったのに

今は手元にない

誰も知らない秘密


案外 誰でも知ってる 秘密。
いつだって個人的な話だが、エレベーターで降りたい階と
違う階をおしてしまった時
押してしまったボタンを連打するとキャンセルになるらしい

実は知らなかった
教えてもらってこれ秘密 なんですけどね 言ったら
みんな知ってた

誰も知らない秘密だと思ってた

静かな夜明け


騒がしい朝は欲しくない。
今年の初日の出は、初めて家からではなく外で見た
走って走って近くの街が開けた橋の上で
さぞかし神々しい一年の始まりかと思ったら
同じこと思っている人は多く
結構な人の集まりだ

そんな我々の集まりを見て
高齢の紳士が犬を連れて、
やれやれと呆れた様子だった

彼らからしてみれば
いつも１日の始まりは、
静かな夜明けではなく騒がしい始まりとなった

ハートとハート


英語はやめてくれ。
日本語ですら取り扱い注意なのに。
取説があってもなぜか応用ばかり求められる。
こう言ったら堅苦しい。
こう言ったら見下してる
学校でそう習ってきたからそれは教区委員会に…
日本語だって千年二千年前では言葉の扱いが全く違う
同じ日本語であるのにだ。
だがしかし、一周回って昔の言葉をなぞってる日本語。
が、わ。イトヲカシ。
…今の子の言葉が出てこない

心と心が繋がる言葉は
心と心を砕く言葉
心と心を離す言葉
心と心を癒す言葉