クリスマスの過ごし方



基本クリスマスはない
そもそもこっちとら現在進行で片手生活満喫である
しかも左手使うことができるが、
重いものは左手でも持つなと言われてる
手術を受けた右に影響が行くからだそうだ。
元来、右利きだが、左手が器用なもんだから
大体のことができる
風呂も着替えも、食事も盛り付けも
洗濯干しも取り込みも風呂洗も掃除も
片付けがギリギリできない　
料理は禁止だ

家人の采配にかかってる。
すると唐揚げにブロッコリー千切りキャベツと
好物ばかり出してもらえた
うれしい
だが、家人は習い事へと出かけた
サイレントナイトである

プレゼント


他人に貰うと恐縮する。
家人に貰うと文句をつけてしまう
あげようと思うと不要と言われる
あげるのは嫌いじゃないが見繕う場所が限られてて
いつもパターンが固定
きっと飽きられてる。

サンタクロースはすごい
どこにだっていけるし
どこにだって買いに行ける

ゆずの香り

ゆず油というヘアオイルがある。
妻の横を通って柑橘系、っぽい匂いがすると言ったら
そんなことを言われた。
爽やかな香りで清々しい、いい匂いだなと思ってたら
冬至だから柚子買ってきて、寒空でていく羽目になった

大空



溶けて行きたくなる。
どこまでもあそこの中に。
浮かんで消えていくように

寂しさ


3週間入院生活だった
優しさに支えられた
看護師さんではなく
ドクターではなく同じ病院にいる
ルームシェアをする同居する人たちに。
挨拶は普通の事ではない
笑う事は普通の事ではない
許すのは普通の事ではない
譲り合うのは普通の事ではない
積み重ねた全てが
周りの人達で出来て
今日の自分を作り上げる

けれど退院したら
夢だったのかと
思ってしまうのだ