睡眠

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2/7/2026, 2:53:45 PM

あられが降っているのにここから動かず人を待っている。
そうして可哀想なフリをしているんだよな私は。
暖かいところで待って機嫌良く会えばいいのに、この姿を見てほしさに外で待っている。願わくば少しでも優しいと思ってほしい。

2/2/2026, 1:19:20 PM

「ねぇ私病気でさ。あと1年なのかそれ以上なのかよく分からないけどこのまま君より早く居なくなりそうなんだよね。」

一息で言い切った彼女の唇は少し震えていたが目に涙は見えなかった。

「だからさ、なんかこういう時って別れるみたいな感じになるじゃん。別れて、相手の未来の幸せを守るみたいな。私たち結婚するとかそんな話してこなかったし、まだ半年しか付き合ってないじゃん。一生を誓えるかとかそういうのは重いよなーみたいな。なんかさ、だからやっぱ」

「別れる、、?笑」

矢継ぎ早に話した彼女を見ながら混乱は止まず何も言えない僕はただ立ちつくしていた。たしかに結婚するとかはまだ考えていなかった。好きだし落ちつく、この2点は紛れもない事実だけど40年50年と続くだろうこの先の結婚生活を考えると踏み切れる段階ではなかった。1年くらい付き合ったらぼちぼち…なんて考えてはいたものの唐突のタイムリミット宣告に未だ口は開かない。
そんな僕を見透かして「いや~別れとこうか、あんまり迷惑かけたくないし」と彼女はいいながら少し笑う。

「迷惑じゃないよ」と絞り出した声で僕の気持ちは全て見透かされてしまったのか、「優しいね」と返される。


一言も話せなくなった僕を駅に促し彼女は手を振る。終電、明日も仕事だから乗らないと。「少し考えさせて」とだけ最後に呟いて電車に乗った僕に通知が来る。

勿忘草が写るアイコンに「ありがとう、元気で」と並ぶ言葉。
その後既読はつかずLINEスタンプをいくつ送っても全て持っているの表示。少しほっとした自分が確かにいたことに気付いた。

1/14/2026, 10:40:03 AM

夢日記をつけていると起きてからも少しだけ夢の内容を思い出す。夢で私は保育士になり母になり、私に厳しい人も夢の中では笑ってくれる。

”緑色の池の真ん中に浮かんでいる畳にはテレビがひとつ置いてあり、「ご飯を作っているとふらりときてぶどうをつまんでいくのが腹立たしい」という字幕が流れていた”

これは休みの日の朝8時3分の記録。この続きには神様を見たと書いてあった。

1/10/2026, 2:56:44 PM

20歳になったら父に会いに行こうと思っていたけれど、会わないまま23歳になった。多分死んではいないだろうけれど生きているかを確かめるすべはない。確かめようとして父が経営しているお店(自営業なので住所は母子手帳から知っていた)のホームページを何度か見に行くも今まで一度も更新はないままだ。血を分けた子供が同じ空の下にいるということを父はどう思っているのか。私につけた名前くらいは覚えているのだろうか。困ったことに子供というのは親のことを否応なしに考えてしまう。産まれたての私は把握反射で指を握ったのだろうか。

1/5/2026, 2:17:33 PM

お母さん、これ以上小さくならないで。あんなに綺麗で、幼くて、激しかった母が寒いねといいながら足を引き摺り歩く姿を見て、わたしはこの人を置いてきてしまったのだなと思った。実家を出てから何年か経ったけれど、母の姿を見るたびに苦しくなる。

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