春風とともに
嫌な記憶も飛んでいけ
そうして優しい気持ちで
新しい年を迎えたい
1日ずつを生きていけますように

涙をどれだけ流してきただろう
幾ら流しても枯れることのない雫を
何度拭わずに下を向いたろう
今は泣きながら顔を上げて笑うことにしている
涙を流した数
私はその日々を超えてきたから

たんぽぽの綿毛
空を舞うしゃぼん玉
胸を打つ言葉
頁を捲る音
この前より上手に出来た卵焼き
そんな小さな幸せを見つけては
笑い方を思い出す
優しい幸せを見つけられる世界に
生きていてよかった

春爛漫だね
桜が咲いて日差しが暖かくて
花粉も飛んでいるけれど
それでも寒い日が少なくなって
お花見に出かける人たちが増えてきた
卒業式に入学式に
春は行事が沢山だ
もうすぐ始まる新年度を
柔らかい気持ちで過ごせますように

七色に光るあの虹は
どこまでも続いているのだろうか
あの橋を渡って
ずっと遠くに行くことが出来るのだろうか
まだ見たことのない世界が見たい
それを君は笑わずに聞いてくれるだろうか