棗_元 涙空

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11/10/2024, 12:32:55 PM

ススキの葉が天に向かって咲いている
秋から冬へ移り変わるその様は
きっと自然ともの寂しくも感じるだろう
綺麗だと笑うことさえ叶わなかった僕だ
優しさを優しさと理解出来なかった私だ
僕が私がいつか天高く飛べる様を
誰かは願っているのだろうか

11/9/2024, 10:56:19 AM

脳裏に過ぎるのは君の横顔
酷く綺麗な君の横顔を
カメラに納めようと携帯を向けたら
君が笑ってこっちを向く
愛おしくて私も笑って口付けをした
それがいつもだった
1人の夜を越えられるのは
君との過去と今と未来があるから
愛しているを
飾り気のない後何回伝えられるかな

11/8/2024, 10:33:56 AM

生きていて意味がないことなんてきっとない
1日をたとえば怠くて動かせなかったとしても
たとえば本を読んで人には会わずに過ごすことにも
誰かと喧嘩をしたり言い合いをしたりすることも
しにたいと願ったいつかがあったことも
周りから見て意味があるかどうかはどうでもいい
自分にとって意味があるならそれでいい
いつだってそれを言い聞かせて生きてる

11/7/2024, 10:04:05 AM

あなたがわたしを見ている
わたしはあなたを見ている
けれど次第に隣にいることを信じて
お互いが前を向く
同じ方向を見るようになる
繋いだ手は離さないままで
ずっと繋いでいけることを
欠片も疑わずに
あなたとわたしは
広くてちっぽけな世界で
ただふたり愛し合うように生き合っている

11/6/2024, 10:23:34 AM

肌に何かが当たる
最初は雨なのだと思った
天気雨だろうかと
だけど空を見上げても雨雲も降り注ぐものもない
顔を上げた
大切な君が泣いていた
瞳と声を濡らして
私の頬まで濡らしていた
何でかはわからないけれど
余りにも優しいその雫を
私は柔らかい雨みたいだと思ったのだ

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