どこまでも続く青い空
一体どこまで続くのだろう
手を伸ばして分からなくて
水平線を探して走り出す
空気が冷えていた
白月が笑っていた
空が青かった
どこまでも青くて青くて
澄み渡るの意味がやっとわかった
声が枯れるまで泣き叫んだ
誰もいない場所で
何もない場所で
誰にも聞こえない場所で
ただただ泣き叫んだ
歌いながら泣いていた
果たして彼女以外には聞こえない歌声や泣き声を
「音」と認識出来るのだろうか
彼女はもう耳も聴こえていないというのに
叫びすぎて鼓膜は破れた
喉は破裂寸前だった
もう声も出なくなりそうで
ただ瞳だけは爛々と輝いていた
そんな少女に傘を差し出す誰かがいた
誰もいない筈だったのに。
始まりはいつも私からだね
言い合いの理由も
ごめんなさいもありがとうも
仲直りのハグもキスも
君は気まずそうに傷ついたことを隠さないから
私はそれにまた苦しくなって
切り替えた振りをして笑う
失ったものは取り返すしかない
私が傷つけたら君は離れるかを悩むのに
君が私を傷つけても私は離れるかは悩まない
どういう距離がいいかを考える
それじゃだめなのかな
どうしてかあの時必要とされてると思えなかったんだ
私がいなくてもいい気がしたんだ
そんなことはなかったけれど
だから傷つけてしまったのだけれど
私がいると君は体調を崩してしまわない?
終わりのない始まりがあるならいいのに
すれ違いなんてよくあるけれど
すれ違ったら話をする
すれ違わないために話をする
お互いの譲れない部分は最初に話して
すれ違いが起きたらぶつかって
もっと仲良くなるために活路を見出して
すれ違いは怖いけど
信じられなくなる方が余程怖い
大切なことは忘れずにいたいね
秋晴れの今日
空気は美味しいのだろうと思う
週明けからずっと頭痛が酷くて
昨日病院に行ってすっかり疲れてしまった
人と話すのは好きだと思う
秋晴れの空の下空気を吸い込めば染み渡るだろう
どうしようもなく寂しいと思う
それでも私を救うものがあってよかった
こんな日は読書をしよう
いつだって言葉は私を裏切らないから