NoName

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10/17/2024, 11:03:26 AM

【忘れたくても忘れられない】



あの日、先生から聞いた君の悲報
すすり泣く声、笑う者、噂話が飛び交う教室で
何も思わなかった私
いや正確に言えば思わなかったんじゃなくて
何となく察したんだ君は死にたがりだったから
昔から辛いって言ってたし、夜中にメールが長文
でくるくらいのかまってちゃんで寂しがり屋の君
長く君を見ていたからさ何となくわかっていたんだ
だけど突然として私の前から消えた君

時には私をいじめ、リスカをネットにあげていた
そんなことをして何が楽しいのか私には分からない
痛いだけ辛いだけ何故分からない...

清々したんだもう顔も見なくて済む
なんで夢に出てくるの嫌いだったんでしょ?
少しの間仲が良かっただけ、私との写真が多かっただけ
プリクラも物もそれだけなのに
なんで「ありがとう」って何?
ふざけないでよ
手を離したのは君なのに
今更すぎるよ
馬鹿だな君は(笑)
あー生きてる時に言って欲しかったな
どうせ私は君を生涯忘れることはないだろうね

10/16/2024, 10:08:53 AM

【やわらかな光】


カーテンの間から差し込んだ光が眩しくて
鬱陶しく感じるくらいだった
少し早いけど起きることにしたんだ
キッチンに立っていた君がこちらに振り向いて
「おはよう」とにこやかに笑う
その笑顔がやわらかい光にあてられて
思わず好きだなぁって思った
幸せな毎日が愛おしくて
後ろからハグすると君は照れてみせてくれた
これが愛なんだなって思わせてくれた君

10/15/2024, 3:27:35 PM

【鋭い眼差し】


「痛いッ」僕はいつもいじめられていた
人は自分よりも弱いものをいじめたくなるらしい
僕は標的になってしまった
僕は体もまだ小さくて声も小さい

そんな僕を救ってくれたのは小さな女の子だった
「やめて!!」その子は鋭い眼差しでいじめっ子達に
たった一人で立ち向かうその姿勢に惹かれた
その子に根負けしたのかいじめっ子たちはそそくさと
帰って行った
女の子は僕を心配しているようだった
もう大丈夫だよどこも痛くないから
でも少し眠いかな...まだ寝る時間には早いんだけど
もう寝てしまおう
起きたら女の子にありがとうって言わないと...

女の子は僕を抱えて走った
「ママ!!子猫が!!」その声を最後に僕は目を閉じた
ありがとう
そしてまた出会えたらその時は一緒に遊びたいな

10/14/2024, 2:16:18 PM

【高く高く】


昔、こんな事を考えていた
シャボン玉が好きだった私はベランダで吹いていた
《シャボン玉は何の為にあるのだろう》
《どうして消えるんだろう》
幼い子供が考えの末たどり着いた答えは

シャボン玉は幸せを配るためのもの
シャボン玉は消えるのは誰が幸せになった証

そしてシャボン玉は高く上がれば上がるほど
遠くの誰かに届く

「もっともっと!遠くの人に届け!!!」

子供の声は空高く昇っていったとさ

10/13/2024, 10:35:29 AM

【子供のように】



無邪気に笑う君が好きだ
小さいことで喜ぶ単純な君が可愛い
愛してやまない君へ
僕も子供になってもいいかな
君がいない部屋は少し広くて冷たい

僕は子供のように泣きじゃくって
世界を憎んだ

こんな言葉を知っている
<神様は綺麗なものが好きだから持っていってしまう>
君は神様に選ばれたんだね
だってこんなにも綺麗だもの

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