同情
「言葉は、
何を言ったかではなく、
誰が言ったかである。」
何をしたら、
その目から離れることができるのだろうか。
12日前、母親と父親がこの世を旅立った。
その日は、わたしの誕生日だった。
わたしへのプレゼントを乗せて、車で帰ってくる途中、大雨でタイヤが滑って崖下に落ちていった。
ぐちゃぐちゃに曲がって、ひん曲がって、ひしゃげた、ミニハウスの模型が、さらにわたしの体を深く悲しみの水につからせた。
『もう、そんな顔しなくて良いのよ?』
あぁ、はぁ。そう。
そんなにわたしは死にそうな顔をしていますか?。
悲しい顔をしていますか?。
えぇ、えぇ。そうでしょうね。
じゃあ、言ってあげましょうか?。
笑ってればいいんですか?。
笑えばいいんですか?。
両親が死んでしまったのに?。
それこそなんで馬鹿げた話なんでしょう!。
ああ笑えてしまう、
ふふ、アハハハハ。
そうね。そうですよ。
いつまでこんな顔してれば救われるでしょうね。
もうそんな顔で見なくてくれたっていいのに。
枯葉
わたしはとても貧乏でした。。
容姿も、あまり良いとは言えず、親は、見かけだけの愛情だけを、注ぐものですから、わたしは、あの親のことをあまり、、好きと言えませんでした。。
ときどき、、寝る前などに、考えることがあります。。
わたしにもし、こんな醜いわたしでも、ちゃんと愛情を注いでくれる両親と、、お金に困らない家だったら、もっと、きっと、わたしは色々な遊戯や、勉強にも触れられて、この、、、醜い容姿も、紛らわすことができたのだろうと。。
しかし空想は空想で、現実は現実です。。
やはり現実の家は貧乏で、わたしは相も変わらず醜いままです。。
あああ…
あの、、あの……
あの葉が、落ちたらその時、
で。
今日にさよなら
後悔をしない人になりたい。
寝る前にいろいろ考えすぎちゃって、眠れなくなる夜を無くしたい。
前を向いていたい。
今日も一日頑張ったと、これまで必死に生きてきたと、胸を張っていられる人でありたい。
あの時、諦めないでよかったと言えるようになりたい。
明日の自分、明後日の自分に恨まれない人でありたい。
今日は、そう。うん、うまく行かないことが多かった。
いろいろ失敗しちゃったし、思った通りには行かなかった。でも一日中笑えなかったわけじゃなかった。
手を動かした。
大丈夫。きっと大丈夫。
今日もちゃんと呼吸はできて、声を出せて、世界を見れた。
大丈夫、大丈夫。
あなたは充分美しいから、
それだけで、今は充分だから。
だから、今日も、自分に対してありがとうって言える。
おやすみ、きっといい夢が見れるよ。
あなたはわたしの宝物だよ。
お気に入り
お気に入りの服
お気に入りのアクセサリー
お気に入りの香水
お気に入りの靴
お気に入りのカバン。
そして、お気に入りの道を歩く。
ふわふわふわふわ。
心は羽みたいにふわふわふわふわ。
もしかしたら、私いまちょっとだけ、ちょっとだけ、浮いてしまっているんじゃないかしら。
お気に入りのお店。
金木犀のいい香り。
扉を開けるとカランカランって、ドアベルが私が来たことを、彼に教えた。
『いらっしゃい。今日も来てくれたんですね。』
彼の瞳がメガネの奥で優しげに揺れた。
あぁ、嬉しい。
素敵。
お気に入りのこの景色。
ずっとずっとお気に入り。
誰よりも
あなたのことが
たいせつだったんです
だあら、なかなぃで
えぁお、
ね?
。