「あぁ〜気持ちいい。」
今日は冬至の日。
ゆず湯でのんびりと。
小さい頃とかお風呂に浮かべてあるゆずを
とりあえずぎゅっと握って遊んでた……
ゆずの匂いって好きなんだよな……
今日はリラックスして眠れそう……
二次創作です。
『俺さ……この大空の下でこうやって
なんにも考えずにゴロゴロしたいんだよね〜』
彼はそうやっていつも仕事をサボって
屋敷の屋根の上で昼寝をしてた。
『戦ばっかりじゃ心も体も疲れちゃうでしょ〜。
君も俺の隣でゆっくりしようよ。ほらおいで』
そんなことをニコニコ笑って言ってたね。
私は大空を見てつぶやいた……
[ ねぇ…
全部終わったよ。
貴方が望んだ世界になった… ]
『 うん。
見てたよ。
全部
よく頑張ったね 』
大空に響いた俺の声は
君には
聞こえない
手元にあるものを鳴らす。
優しい音色が鳴り響く。
この音が私は大好きだ。
悲しい時に鳴らすと心が落ち着くから。
夢中で鳴らす。
[リンリンリン]
その時だった……
『また、鳴らしてるよ。本当に好きだね。
鳴らすの(笑)』
その声に答える。
「だって……大好きだもん。この音が……」
『そっか……まぁ、俺も好きだけどね。』
そう言って彼は多分私の横に座ってる。
またこいつこどもだなって思ってるんだろうな
『そんなこと思ってないよ(笑)』
「何で、わかったの……」
『だってお前のこと一番わかってるの
多分この世界で俺だけだと思うよ。』
「そうかもね……だって貴方は……」
私は続きを言う前に
また小刻みに手元のベルを鳴らしだす。
[リンリンリン]
このベルを鳴らすときだけ
貴方の声が聞こえるから……
大好きなゲームがサービス終了ってお知らせが
来たときも悲しい気持ちになるけど
その日がどんどん近づいてくると
もうこのカード見れないんだなとか
この曲ずっと好きだったなとか
もうできないんだなって
辛い時に慰めてもらったなとか
色々考えてると
寂しいなって
思う……
冬は一緒に……
『ねぇ、きのみは集まった?』
「集まったよ〜。それにしても
もうすぐ寒くなるね。」
『うん。寒いのは嫌だな……』
「そうだね。そろそろ眠りにつこっか……」
『うん。お休み。』
「うん。お休み。また春が来たときだね…」
冬は一緒に眠りにつこう。