なんか変だなって思った信号
まあ、ちゃんと動いているし問題ない
そう思って信号が変わるのを待っていた
白杖を持った方が横断歩道にたどり着く
キョロキョロしながら
赤信号なのに進んで行ってしまう
え、?
周りの人達も動揺しているのが伝わってくる
追いかけようとした時
急ブレーキの音
ギリギリで車が止まっていた
尻もちをついているが白杖を持った方も無事のようだ
後々分かったことは、
信号機の音に異常が起きていたということだった
青信号の時に鳴るはずの鳥の声が赤信号なのに鳴っていたと、
車の音がしていておかしいと思ったが信じて渡ってしまったということだった
その事があってから、
信号をちゃんと見るようになったし音にも耳を澄ますようになった
そして、誰かにとってはどうでもいいことでも誰かにとっては大切なことで個人を尊重していかなきゃと思った
#信号
君が言った、またいつか..ね。
私はずっと待っているよ。
そのいつかが訪れたら、君に言ってやるんだ。
ずっと待ってたんだよって、
やっと会えたねって。
たとえこの世じゃなくても、
どんな姿であろうとも、
ずうっと待ってるからね。
逃げないでね。
#またいつか
あなたがいたから頑張れた。
あなたがいたから生きてこれた。
よく聞く言葉。
ふと、SNSで呟いた言葉が誰かを助けたのかもしれない、知人にかけた励ましの言葉が前を向かせたのかもしれない。
それぞれの心の中に、
それぞれの〝あなた〟という存在がいて、
それぞれのきっかけがある。
いつの間にか君が誰かを救った〝あなた〟になっているかもしれない。
いつどこで誰を救っているか、分からないよ。
#あなたがいたから
急な大雨。
そろそろ僕の出番のようだ。
最近、あんまり活躍する時がなくて寂しかったところ。
君は昇降口で傘をさした。
あれ?帰らないの??
傘をさして準備万端のはずなのに出発しようとしない。
後ろから足音が近づいてくる。
君を見ると嬉しそうに、でもどこか緊張しながら
足音の方に手を振って呼んでいる。
なるほど。理解した。
久しぶりの活躍の場。
それにいつもより賑やかな帰り道。
嬉しそうな照れくさそうな肩をぶつけ合う2人を見ながら、僕はとっても誇らしい気持ちでいっぱいになった。
#相合傘
晴れない顔をしてどうしたの?
何か悩んでいるの?
いっそのこと、
季節外れの雪でも降らしてパーッとしちゃおうよ
#あいまいな空