最近は、朝起きたら誰かが引退発表していてなんか寂しい。
実は少し前、プロ野球の2軍の試合を観戦する機会があった。この暑さなので最後までは観られなかったけど、その試合に先日引退を表明した選手も出場していた。
お元気そうだし、調子も悪くなさそうだし、なにより相変わらず男前だった。
男前を確認した帰り道、コスモスが群生しているところがあり、あ〜もうコスモス咲いてるんだ〜青い空と一面のピンクが綺麗だね〜なんて思いつつ帰ってきた。
それからしばらくしての、引退発表。
寝起きでいきなり殴られた気分がした。
いやだって、あの時そんな気配なんて感じさせなかったのに。
笑顔も見られて、いつも通り男前だったのに。
......と、この前の試合を思い返してみると、心の中での映像はあの日のコスモスと重なって、まるでコスモスで縁取られているような気がした。
思い出す場面場面が切り取られて、コスモスと一緒に額縁に入れられていく。
なんか、花の力ってすごいね。
なんでも思い出が美化されちゃう。
...いや、違うねんて。
まだまだ思い出にしたくないんやって。
あの芸術点の高いバックホームのこと、ずっとずっと生々しく覚えていたいんやって。
実は、自分の出棺の時にかけて欲しい音楽を考えています。
3曲程候補があるけど、なかなか決められない。
どれも葬式っぽい曲ではなくて、シンプルに好きな曲。で、出棺時にかけても、ギリ許されそうな感じ、多分。
天国じゃなくて地獄じゃなくて、なんか宙の果てへ、いざ出棺!なのを目指しているのです。
なので当日は、空は泣かなくていいから、晴れて欲しい。パレード日和がいいのです。
君からのLINEは大概業務連絡
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LINEネタは何も無いので、野球か呪術廻戦の話でもしようぜ!
命を燃やすための燃料がなんなのかはよく分からんけど、燃やして焦がして灰になる前に、
「私の人生、そんなに悪くはなかったで」
と言えたらええな。
「命が燃え尽きるまで」
以前、目覚まし時計が鳴る前にバチっと目が覚めたことがあった。まだ一時間位寝られるけど余りにもバチっと目が覚めたので、無理矢理二度寝したら次起きれなくなるかもしれないからと、いっそ起きることにした。
睡眠時間一時間損した気分だけど、とりあえずお茶でも飲むか〜と起き上がり、カーテンを開けると...空が深い青だった。
群青色、瑠璃色、紺青色、藍色、浅葱色...。
昼間の青よりも深い青。
夜明け前の空は、こんなにも深い青なのかと、しばらく見惚れていた。
そういえば昔の人は言っていた、
「早起きは三文の徳」であると。
昔も今も変わらない、空の色、空の意味。
その青さに救われる事もあったんだろう。
私が青に惹かれるのは、この日の夜明け前の空を知っているからなんだと思う。