さらさらと降り続く雨の中で佇む姿に目を奪われる。
鼻筋がシュッとして涼しげな目元。端正な横顔。
雨を物ともせず、集中力を高めているかのように前方を見据えている。
周りの雑音を遮断するような鋭い目付き。
感情を表には出さないが、その眼差しは静かに闘志を燃やしていた。
いつだってそうだった。
いつだって私たちに希望の光を見せてくれた。
登場曲が流れだした。
ヘルメットを被り直し、その眼差しのまま、おもむろにバットを持って歩き出す。
夏の雨の中で。
夏の雨の中で、その背中に願いを送る。
私の日記帳
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そんな物はとっくに捨てました。
今までにも日記を書いていた事はありました。でもそれは、湧き上がってくる思いや抑え切れない熱を日記に吐き出すことによって自分を鎮めてきたものなので、書いた時点でその役目は果たされているんです。
もしかしたら後になって懐かしく思うかもしれないし、読み返したくなるかもしれないけど、今のところは皆無ですね。
記憶が風化したって構わない。
私は多分、ただ書きたいだけで、感情の痕跡は残したくないんですよ。
もうね、過去は本当にいらないんです。
私は君と、ちゃんと向かい合ってこれたのかな?
解り合ったり分かち合ったりした気でいたけど、本当のところ、どうなんだろうね。
仮に、其処に多分切れないんだろうなと思えるような絆があったとしても、自信がない。
この答えって、いつ分かるんだろう。
もしかして、今際の際?
「やるせない気持ち」
先週、プロ野球の試合を観に行ったんです。
田舎暮らしなので、なかなかそういう機会もなく、せいぜい年に1回、夏休みを利用して行く位しかできません。なのでホテルを予約してチケット買って...やっとの思いで行くわけですよ。
で、その観戦した試合ですが、
推しはスタメンじゃなかったYO!
まぁ、いいです、そういう事もあるでしょう。でも、推しのユニフォームを着てタオル持って応援歌を歌ってチームを応援するのは楽しい。球場が一体となる感覚は、TVで観ているだけでは味わえない事です。球場で飲むビールも美味しいしね。
しかしその日は2塁に行くことさえ無いという完封負け。
チャンステーマを歌う機会すらなかったYO!
いや、まぁ、ね、でも現地にいた事は楽しかったです。ホントだよー。
海っぽい香水が欲しいな〜と思っていて、普段自分では買わないタイプの香りなのですごく悩んだんですけど、思い切って買ってしまいました。
ジョーマローンのウッドセージ&シーソルト。
自分へのご褒美ってやつですよ。
マリンマリンしてなくて、塩!って感じでもなくて、例えるなら穏やかな海辺のリゾート地って感じでしょうか。
スッキリとして甘すぎず、柔らかくてどこか懐かしいような気も...。
最近はこれを寝香水にしています。
お風呂上がりにつけて、BGM無しの海の映像をぼんやりと眺めながら、明日のことを考えたりしているのです。
いつか海へ還る日に
何を纏って海に溶けよう