六月の帰路

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1/17/2023, 5:00:14 PM

電波塔の所 居候をしている
いちばん大きな青をなぞって 終わりを繰り返す
煌びやかに流れる流れ星
頭の中で思い出す 復唱した言葉
よかった、ちゃんと覚えていたんだ。

光なんて作り物で 映り込むものが本物で
鍵盤で叩いた空模様 いつまでも青いね
少しのアクセントと 少しの甘さで 僕は満たされたい
僕は君に青を見て、という
それでも 君流れ星が流れてゆく
静かな鍵盤を叩いた君の瞳 雪いだように透き通った光

君は憎らしくもあって 愛らしくもある
ゲルニカの一輪の花の傍 僕は食べられているみたいだ

橋に立って 柵のそばにいて モノクロームの世界で
鍵盤を弾く
映りこんだ姿で染められてゆくもの

1/7/2023, 4:16:06 PM

例えば某日
世界は透明になった
電車が通る合図と共に
地球はふわふわと雪のよに落ちてゆくだけ
君の涙より穏やかに
それはとても長くて
早く終わっていかないかなと思う

最後に遊園地ではしゃぐだけ
君と手を繋ぎ走り出す
真っ赤な観覧車の上を飛んで
夢と夢の間もゆききする

誰かの御籤をビリビリに破る
六月のことを思い出して

鳴きたい鳥は
泣きじゃくって終わってゆく

1/1/2023, 8:35:55 PM

ふるるふふふふるる

12/31/2022, 2:07:01 AM

死ねなかった。ただ、それだけ。

12/26/2022, 12:26:21 PM

地獄と天国で彼らは夜通し祭りを開き
招待状ばかり送り付けていく その間を行き来していること それがこの地なんかではけしてないこと
何も無かったことを求めて もう電車が行く
初めてのりんごに 刹那の思い出があったから
ごめんなさい先生 もう正解しかいわないから

火がぼうっと たつたつと ひくひくとそこにいること
炭団にたすけを頼んだ
メランコリックの鏡と対称に川のせせらぎ
狂い月をみて、地獄花を持った君に
応えて。踏まえて。造って。構えて。起こして。引いて。会。離れて。残心。

宇宙を旅していたこと 地から落ちてゆく洞穴

チューニングされていない雷鳴
キューピットが僕を刺す 火が血に染って赴く
もう電車が行く 午後四時のチャイムは変わらずに
十字架にかけられて
リンゴか赤色に染まってゆくのだ

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