理想の自分は言葉にできない
"ああなりたい"とか"こうなりたい"とか
無いわけではないけど
上手く言葉にできない
明るい、ポジティブ、
そうやって生きていきたいし
生きようと思ってる
でも
そういうふうに生きたいのは
過去の自分から逃げ出したいだけ
過去の自分が過去の失敗が脳裏にこびりついたまま
逃げ出すために
明るく、ポジティブに振る舞っているだけ
でも周りから見たら
いつでも脳天気で周りと歩調の合わせられない
そんな人に思われてしまっているだけなんだろう
自分が忘れられないのは
数ヶ月前に虹の橋を渡った愛猫のこと
忘れられないはずなのに
鳴き声の記憶がどんどん消えていく
もう、覚えていられない
忘れてしまう一方だ
いなくなってしまってから後悔する
ビデオとか写真とか沢山撮っておけばよかった
自分のスマホの中には弱々しい写真しか残っていない
痩せこけてしまった写真しか無いのだ
忘れられない
忘れたくない
ずっと一緒にいたのに
家族にもらった元気だった頃の写真が今の宝物だ
「初恋の日」は自分には無い、そう思っている
じゃあ、あなたは誰かに恋をしたことがないのか?
…答えはNOだ
恋をしたことがあるのに何故「初恋の日」がないのか?
…心に残る、思い出になれる、
そんな恋はしたことがないからだ。
人並みの恋だってその以上の恋だってしたことがないはずなのだ。一瞬の出来事でも好きなものは「好き」かもしれないが、自分はそう思えないのだ。思うことができないのだ。
好きだったはずの人の名前も顔もよく覚えていない。
よく考えて見ても好きだったはずの人が霞んで見えてしまう。甘酸っぱいはずの思い出さえ霞んでしまう。見えないのだ。
そんな自分は「初恋」を語ることができるだろうか?
そして
今よりも歳を取ったときあれが「初恋の日」だったと思う日が自分に来るのだろうか?
特に何もしないと思う、けど
家で今までのことを振り返ったりするかな
一回だけでもいいからあれに挑戦してみたかったな〜
とか
あれ食べたかったな〜
みたいなそういう些細なことを振り返る時間にしたい
家族とか友達と一緒に過ごすというよりかは、一人
静かな場所で自分の最後の時間を過ごしたいと思う