あなたと高校生の頃に
出会ってたら
どうだったかな？なんて、
誰もいない教室にいる
ふたりを想像してみたり

【誰もいない教室】

大昔の話です。

小雨降る中、赤信号で立ち止まっていた私は傘を持っていなかった。

見ず知らずの男性が、後ろからそっと傘をさしてくれた。
というか自分の傘に入れてくれた。
その間数秒。

私はお礼を言い、そそくさと目の前にある会社が入居しているビルに入って行った。

ビックリしたのと気恥ずかしさで、顔はちゃんと見なかった気がするが、歳は少し上の、すらっとした素敵な人だったと思う。

あの時の紳士、どこかでお元気にされてると良いな。


今はこういう事はありませんね。世知辛い世の中になりました。
時たま思い出す、
古き良き時代の、ほんの数秒の出来事です。

【信号】

言い出せなかった

｢今までよく頑張ったね。｣

あなたも、私も。

【言い出せなかった｢｣】

恋って不思議で素敵

ふたりだけの秘密

【secret love】

私のページに貴方が現れ

新しいノートをめくると

ふたりのページが始まっていました

ページをめくる度に

どんどん深まる様です

【ページをめくる】