もしもタイムマシンがあったなら。
どうするかな。
忘れたころにあがるくらいにはお決まりの話題ではあるけども、本気で考えて突き詰めてみると面白いもの話題でもある。
しかし正直な話自分は過去にも未来にも飛ばない考えを持っている特に面白くない人間だと自覚している。皆が言いそうなことを用意しておくタイプで、だって実際過去は恵まれているなりにも色々あったし、自分にとっては辛いことばかりだった。でも未来だって嫌だ。未来のカンニングは面白くない。自分でレールを敷くのは如何なものか。
まぁ、それじゃ面白くない。話を変えよう。
バタフライエフェクトのように直接未来に影響を与えず、誰も悲しまず、でも自分にとって復讐となることが出来るとしたら過去に行く。
小学四年生の時、意を決して挑んだカラオケ大会で一位になるだけなって帰る。というより、過去の自分にレクチャーだけして帰る。これがいい。
何故かと言えば簡単だ。同じ年代の子たちが皆歌を歌って審査員が感想を告げていく中、俺だけ、そう俺だけなんにも言われなかったのだ。本名を褒められただけ。歌には一切触れず、終わり。それこそ子供のようだけど、当時の俺は大ショックで、今の俺も相当根に持っている。褒めるところすら思いつかないほどに歌が下手だったか?吃音か?知らない歌だったからか?当時そこまで馴染んでいなかったボカロを歌ったのが悪かったか?歌詞ガン見したからか?引き立て役で呼んだのか?なんて、堂々巡り。
実際のところはどうか分からないし、分かりたくもない。だが今の俺なら、人並みには歌える自信がある。点数も安定しているしそもそも歌うこと自体大好きだ。当時の自分に合った、楽しい歌い方を教えることが出来る。感情の込め方も受験生になるまで分からなかったが今は分かる。小さい自分に「頑張ったらパパに勝てたよ」と教えてあげたい。歌えなくて難儀していた曲も未来では90点取れるよ。ここだけの話。歌と音ゲーだけは目に見えて成長が分かるよ、でも連続高難易度特攻はやめような。そんな話。
初歩的なところでいい。楽しさだけ教えればあとは勝手に没頭していくことは知っていた。
結局それで一位になれなくても、最悪良い。だってそれで一位になって、考えなかったバタフライエフェクトが起きて、終いには今と違う道に進んでいき……なんて、お断りだ。歌手になる気はない。創作なんて自分の人生の切り売りで、誰しも最初は趣味や得意の範疇だ。小説も歌も絵もそう、仕事にしないから楽しめる。創作を嫌ってしまう人生を送るなんて自分は考えられないから、それは無し。
さて、もうそろそろお風呂の時間なので今日はここまでとしよう。やはり小説や絵と違って、こういう内容やお題だとどうも自分語りが酷くなるから嫌なのだ。酷くひねくれていることは自覚しているけれど、特にこういう形だと顕著に表れるらしい。いつか地の文だけの短編とかも書いてみたいな。それならまだ荒削りだが思想が出にくい。これこのまま書いてるとずっと書けるから打ち切り。ストップ。白子先生の次回作にご期待ください。
追記。やっぱバイト志望先から電話がかかってくるところまで戻したい。折り返したら大パニック起こして頭真っ白になった挙句ガチ泣きし相手の方困らせて終いには父に代わってもらったので、切実に、過去に戻りたい。以上。
今一番欲しいもの。
そういうお題が回ってきたけれど、順列を付けろと言われると難しいものがある。
高校生になって早半年。それなりに自由度も増したし、自分が我慢しているだけで「お金が無い」と喚いていても実際は買えてしまうだけのお金はある。
いや、本当に欲しいものをあげてみてもこうだ。
好きなアーティストのチケットが欲しい。でも日にちやお金的に遠征は難しい。好きなブランドの服が欲しい。単純に売り切れ。マジミラのガチャでフィギュアが欲しい。まだ告知しかされてないんだから待てば手に入る。今じゃなくてもいい。お金が欲しい。バイトするし。あのグッズとかこのグッズが欲しい。受注生産受付逃した自分が悪い。不可能。中古なんて以ての外。
そう思うと自分は夢が無いなぁと思うが、今ふと思いついた欲しいものなら自分でも納得出来るかもしれない。
語彙力が欲しい。
小さい頃から文を書くのが大好きで、今でいうチートなろう系二次創作小説を小さいなりに量産していたけれど、口で話すとなれば別だ。生まれつき吃音があって、大抵は小学生くらいで治る……といえば病気のようだが、実際手帳を貰う程でも無いレベルらしいので、消えるの方があっている気がする。ともかく、小学生で消えるはずの吃音が今でもある。かれこれ16年の付き合いだ。生物学的には女性だしだいぶ珍しい。今では誇りだけれど、昔はことばの教室に行っている間に他の友達との距離が離れたり先生に酷いことを言われたり、笑われたりと苦労したもので、外ではあまり喋らなくなった。
その結果が今である。
こうして文はつらつらと無駄に長く連ねることは簡単に出来るのに口では言えない。頭が回らない。性格上、他人の感情に敏感なので電話も無理だ。台本を作って、深呼吸して、やっと話せる。
自覚無しにマシンガントークをかまして全て手遅れになった後で喋りすぎたと自覚するし、話す内容は中身も無ければ話題も飛び飛び、一人になって反省会を開く。英語が得意でそれに特化した高校に入ったけれどスピーキングはどうも苦手で何も出てこない。いつもニュアンスで話す。流石に海外の方に貝の食べ方を「これ、パカ、食べる」とジェスチャー混じりに伝えた時は自分でも何やってるんだろうかと思ったし、相手の方が寛容だったから笑ってくれたものの、いつもそうとは行かない。
だから、このちっぽけな文章力と同等のレベルの語彙力が欲しい。性格は自分で変えるから。後から多分着いてくるから。性格は。
絶対書きすぎた。でも折角だし飽きる迄続けてみようかな。自分の為に。