文章力のない人

Open App
3/9/2026, 11:36:32 AM

過ぎ去った日々

「卒業式泣く?」
「絶対泣かない!最後は笑って終わりたいし。」
「とか言って、1番泣きそうだけどね」
「そういうそっちも大号泣でしょ?」

いざ始まると案外感動するものだ。
過ぎ去った日々は戻ってこない。
大して友達が多いわけでもないし、先生と仲良かったわけでもないし、学校なんて行きたくないが口癖だった。
それでも楽しかった。
お弁当の匂いでいっぱいの5時間目も、
体育終わりの眠たい授業も
先生に怒られる時間も。
思い返すと涙が止まらなかった。

「やっぱり泣いてるじゃん」
「そっちこそ。」
「私は花粉症だから。」

そう強がって目を拭う君でさえ、今では涙の材料でしかない。

3/8/2026, 4:47:40 PM

お金より大事なもの

「ねえ、お金より大事なものってあると思う?」
「そりゃ命でしょ。」
「みんなそう言うけどさ、ほんとに思ってるのかな?」
「どういうこと?」

「じゃあ例えば、もし死んでも1度だけ復活できる『命』と10億円があったとして、『命』を取る人はどのくらいいると思う?」
「確かに、そうなると私も10億円を選んじゃうね。」

「じゃあやっぱりお金より大事なものってないんじゃないかな。」

3/5/2026, 1:57:11 PM

たまには

今日の夕焼けはなんだか優しい。
いつもは気にもとめていなかったただの空が
何となく
根拠なんてないけれど
私をこの街ごと包んでくれている気がする。

「たまには空を見上げるのも悪くないなぁ」
なんて言葉が口からこぼれていた。

立ち止まることが悪だと思っていた。
私にはそんな時間なんてないと勝手に決めつけていた。
でも、やっぱり、
たまには立ち止まるのも大事みたい。

悔しいなぁ。
今まであんなに忙しなく動いていた私を、
こんな優しい空はずっと見守ってくれていたらしい。
私はそれに気づけなかった。
優しさに触れるべきだった。

けれどなんだか不思議な気持ちになる。
なぜあんなに急いでいたのかも忘れてしまいそうだ。
やっぱり空を見るのは「たまに」でいいかもしれない。

3/1/2026, 11:07:15 PM

欲望

欲しいもの?したいこと?
そうか、興味がないんだ。
人にも世界にも。ましてや自分にだって。

別に全ての事象に興味がないわけではないだろう。
自分でも気づいていないところで目を輝かせているかもしれない。
けどそれはきっと、自認できるものではないから。
だったらきっと欲望がないのと同じだ。

2/28/2026, 12:00:31 PM

遠くの街へ

遠くの街へ逃げたくなるのも、
ずっと楽しいことだけしてたいのも、
全部私が未熟だからなんでしょ。

この街では私は私を殺すことでしか生きられなかった。
そうすることでしか接してくれなかった。
それが普通じゃないことにも気づけなくて、
全部全部苦しかった。
「子供だから」で片付けられて、
私という存在が間違いなんだって思えてきて、
それを否定してくれる人もいなくて。
辛い。苦しい。逃げたい。
どこでもいいからここじゃない所へ行きたい。

Next