バレンタイン
失恋した。
確証は無いけれど、あの後ろ姿は私の好きな人だ。
何度も何度も人違いだと言い聞かせたけれど、
1年間見守ってきた想い人を見間違えるはずがない。
隣にいたのは小柄で髪の綺麗な女の子。
バレンタインがこんなに苦いなんて知らなかった。
チョコみたいに甘いものだと思っていたのに。
渡すつもりだった。
気持ち悪がられてもいいと思った。
でもやっぱり待っててはくれないみたい。
まる1年。本当に何も出来なかった。
この気持ちは言葉にできないと思う。
最初で最悪のバレンタインだ。
待ってて
私って必要?
誰かの役に立ててる?
邪魔しかしてないんじゃないかな
私がいることでプラスになることなんてあるのかな
いつもみんなを待たせてばっかり。
「ちょっと待って」が口癖で
「待ってて」って言われてばっかりで
迷惑かけてはみんなの成長を妨げる害でしかない。
考えれば考えるほど害悪だ。
私なんていなければ、みんなもっと幸せだったろう。
いくら待っててもらっても、
私が皆に追いつけるはずないのにね笑
伝えたい
伝えたいことがありすぎて、
どれが私の本音なのかわからなくなってしまった。
私は整理整頓が苦手だから、
話の整理だってできやしない。
私が本当に伝えたかったことは
いつの間にか無駄話に紛れて見えなくなる。
失くしたものは本当に必要なときには出てこない。
そうしてふとしたときに出てくるんだ。
けど、今度はちゃんと貴方に伝えたいから
なくさないように大事に持っておくよ。
この場所で
この場所で私ができることなんて何もない
適材適所だなんて綺麗事は聞き飽きた。
雑用すらまともにこなせない私に
適所なんてものはあるのだろうか。
もしこの場所で私が活躍できていたら
もしこの場所で私が必要とされていたら
何度願ったことだろう。
そしてこの場所を何度恨んだことだろう。
神様、もしまた人間に生まれ変わることができるなら
今度はちゃんとこの場所で役立てる人間にしてください
閉ざされた日記
私は夢日記というものを書いていた。
ただその日見た夢を記録するだけの単純な作業だ。
2ヶ月ほど続けたある日、明晰夢というものをみた。
それから、歯車が狂ったかのように悪夢ばかりを見るようになった。偶然にしては出来すぎている。
もちろん日記は閉じたが、夢を見ること自体に恐怖を覚えるようになってしまった。
あの閉ざされた日記は、もう二度と開きたくない。