この場所で
この場所で私ができることなんて何もない
適材適所だなんて綺麗事は聞き飽きた。
雑用すらまともにこなせない私に
適所なんてものはあるのだろうか。
もしこの場所で私が活躍できていたら
もしこの場所で私が必要とされていたら
何度願ったことだろう。
そしてこの場所を何度恨んだことだろう。
神様、もしまた人間に生まれ変わることができるなら
今度はちゃんとこの場所で役立てる人間にしてください
閉ざされた日記
私は夢日記というものを書いていた。
ただその日見た夢を記録するだけの単純な作業だ。
2ヶ月ほど続けたある日、明晰夢というものをみた。
それから、歯車が狂ったかのように悪夢ばかりを見るようになった。偶然にしては出来すぎている。
もちろん日記は閉じたが、夢を見ること自体に恐怖を覚えるようになってしまった。
あの閉ざされた日記は、もう二度と開きたくない。
美しい
美しいものを見るとなぜか腸が煮えくり返りそうだ。
嫉妬というのだろうか。
素直に「美しい」「綺麗だ」と言えなくなったのは
いつからだろうか。
美しくありたいと願うほど、
私の心は溺れるように汚れていく。
外見と反比例する内面に苛立って、
更に自分を醜くする。
もううんざりだ。
どうして
どうして私はこんな人間なんだろう。
どうして周りは平然と笑っていられるんだろう。
どうして辛いと楽しいが混在するのだろう。
矛盾だ。
考えれば考えるほど嫌になる。
けれど思考を止めてしまえば死んでいるのと同じだ。
じゃあ私はどうすれば
夢を見てたい
都合のいい夢だけを見たい。
正直現実なんてものはどうでもいいし
現実に期待するだけ無駄なことだと思う。
夢のない話だが
現実に夢を求める方がおかしいんじゃないかとも思う。
たかが齢16の子供に何がわかるんだと言われてしまうと
かえってなにも言い返せなくなってしまう。
しかし、
たかが齢16の子供に都合のいい夢だけを見てたいなんて言わせる世界もどうかしているとは思わないか。