言葉にならないもの

言葉にならない、言葉にできないものが

喉に張り付いて吐き出せない。

一言では表せない何かに締め付けられる。

これが恋というものなのか。

真夏の記憶

真夏、あの記憶は本物だろうか。

もう、暑さでよく分からない。

こぼれたアイスクリーム

私たちの手元にあるとき
アイスクリームはどんな人にとっても
「よいもの」である。
食べている人を見ると羨ましく感じる

しかし1度手元から離れ足元にこぼれたとき
それは「わるいもの」になる。
手元から消えるだけで価値など無いに等しい。

では、本当に価値があるのはアイスではなく
「私たちの手元にある」ことなのではないだろうか。

やさしさなんて

貴方が優しいから好きなんじゃなくて

貴方だから好きなんだよ。

やさしさなんていらないんだよ。

風を感じて

私が感じる風は、ほんの少し不快だ
髪型が崩れるからとか
目が乾くからとかそういうことじゃないけれど
なんとなく、風が気持ちいいと思えない。

でも周りは、「風が気持ちいい」とよく言う。
私の感覚がおかしいみたいだ。

夏の風はぬるく、冬の風は冷たいのに
なぜ「風が気持ちいい」なんて言葉を作ったのか。
私にはきっと当分分からないだろう。