クリスタル
クリスタルのようなキラキラしたものが好きだ。
自分より輝いて見えるものに目を惹かれるのは
当たり前だろう
自分より輝いていれば嫉妬する。
羨ましいと思う。
ただ、あまりに届かぬ位置にいると
嫉妬なんて感情は輝きに消されてしまうのだ。
儚げだが強く、たった独りで輝けるクリスタルに
私はどう嫉妬すればいいのだろうか。
夏なんか来なければいいと思う。
ただ暑いだけだし、日焼けするし
汗をかくから髪型もメイクも崩れる。
おまけに虫も多くて嫌になる。
ただ、隣の家からきこえる風鈴の音も
大きく存在感のある入道雲も
エアコンの効いた部屋に入る瞬間も
途絶えることを知らないセミの鳴き声も
案外嫌いじゃないなんて言ったら
矛盾しているだろうか
夏の匂い
カーテン
カーテンが揺れるたびに鼓動が熱くなる。
窓の向こう側にいる君を見れるかもしれない。
目が合うかもしれない。
ほんの一瞬でもいいから君を一目見たくて
窓を全開にして待つ僕を
君は見つけてくれますか?
青く深く
「ねぇこのお題、海だと思う?空だと思う?」
『海じゃない?深くって言うくらいだし。』
「でも空もずっと深いと思わない?」
彼女は空に手を伸ばした。
『そうかなぁ?僕は地面とか底とか、下にあるものを思い浮かべちゃうな』
「たしかに笑それもそうだね。」
目一杯のばした手を下ろした彼女は、少し寂しそうに
見えた。
「あーあ、大人になりたくないなぁ。」
『どうして?』
「だって、空の深さがわかるのはきっと今だけだもん」
「ねぇ聞いた?あの噂」
『噂?』
「8月の夏祭り、好きな人と行ったら結ばれるんだって!」
『なんだそれ笑』
「いや〜夏だよね!意外とみんな誘ってるらしいよ?
好きな人いるなら誘っちゃいなよ!」
『お前は誰かに誘われてんの?8月の夏祭り。』
「え?別に誘われてないけど、、。あ、もしかして
私がモテないからってバカにしてるでしょ!」
『違うって笑 まぁ、でもそういうことなら誘ってみるわ』
「え、?ふ、ふーんそうなんだ、頑張ってね、
振られたら一緒に行ってあげるよ笑」
『いや俺が振られるわけないし?笑』
「自信ありすぎ〜笑
じゃあ私は一人で寂しく宿題しちゃおっかな〜」
『可哀想〜笑笑
仕方ないから夏祭り一緒に行ってやるよ。』
みたいな青春したかった。