柔らかな朝日が
カーテンを透かして床に光が当たり
草木が揺れると共に床の光も揺れている
天使が踊るみたいに
光が揺れる
きれい
僕は床におはじきを置いて
指でピッとおはじきを弾いた
光が揺れておはじきがキラッと光る
ああ
いつまでこの気持ちは
生きているんだろう
僕の心は
揺れる光とおはじきに
夢中だ
いっこ
にこ
さんこ
おはじきを数える
僕はまだ
計算が苦手だ
眼光鋭く
その眼差しを向ける先に魚が水の中を
ゆらゆらと揺れている
パッと翼を閉じ川に飛び込む
次の瞬間
くちばしにはイワシを加えて
空に飛んでいた
海猫は
空でニャーと鳴く
イワシを一飲みにすると
船へ向かった
客から食べ物を物色する
海猫は
こうして旅を続ける
空が
高く 高く
なりゆく季節に
私は
あの人のことが
恋しい気持ちを
閉じ込めて
空を見上げています
あの人の隣に居たい
隣で手を繋いで
歩きたい
ゆっくりと
一歩一歩
歩調を揃えて
ねえ
隣に
私が
居たら ダメですか
にっき
はれ 日ようび
サッカーをしていました
そしたら みちにボールが
ころがってぼくがとりに 行きました
みちに行ったら 10円 が おちていました
ぼくはひろって ボールをミチトくんにわたして
ぼくは用ができたからかえるねって言って
こうばんに行きました 10円を わたすからです
おまわりさんがいて ぼくは ちょっと
こわかったけど 10円 を わたしました
えらいねって 言われました
そのあと
ねこのみーちゃん に 会いに行きました
みーちゃん は ぼくのうち の
となりの おばさんの住んでる うちに います
おばさんがカルピス と チョコレート を
くれて みーちゃん には かつおぶし を
少し あげました
ぼくはおばさんの うちで のんびりしてると
お母さんが スーパー から かえってきたのが
見えました
おばさんありがとうございます と言って
みーちゃんに バイバイして
うちに かえりました
おしまい
帰る前に二階おどり場集合
黒板に
小さな文字で書かれていた
放課後
二階おどり場に行ってみると
数人の女子が居た
小さな女の子を囲んでいる
クラスの七瀬くんの妹さん
今日七瀬くん部活で遅くなるから
みてあげて欲しいんだって
ーそうなんだ
(親は?)なんて土足で踏み込むような
節操のないことは聞かない
事情があるのだろうから仕方がない
結局のところ
鬼ごっこやケイドロや宿題を見るやらで
日が暮れた
ーお兄ちゃん まだー?
やばい
泣かれても困るので
ジュースを買ってきた
少しずつゆっくり飲んでね
ーはーい!
七瀬くんがバスケ部から戻ってきた
クラスの女子に連れられてここまできたようだ
わりーな!帰るわー
お礼はまた今度
ーお姉ちゃんお兄ちゃんありがとうーばいばい!
集まった自分を入れて
5人分の牛丼券を
七瀬くんから後日もらった
何にも出来ねーけど
これで許して 笑
と七瀬くんは笑っていた