《 また会いましょう 》
おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、
恩師、親友、上司、同僚、、、
そして一緒に暮らした動物たち
少しずつあちらの世界にお引越しされていて
寂しくなります
私の順番がいつ来るかはまだわからないけど
あちらの世界でまた会いましょう
《 眠りにつく前に 》
普段から部屋もキッチンも片付けて、お風呂で温まり
明日の準備をしてお布団に入るけれど、
疲れている時は部屋の片付けが済んでいないまま、
あとは明日にしよう、と自分に言い聞かせて
一部山積みにして眠りにつくこともある
いかんなぁと思いながら
私の理想としては、いつか近い将来に
眠りについたままお迎えが来て目が覚めないことだ
その為には普段から物を減らして
こざっぱりとしていたい
残された者たちが面倒なことに時間を取られないように
朝、いつものように目が覚めたなら
それはそれで気持ち良い朝を迎えられるのでよき
《 紅茶の香り 》
ふんわりした香りで癒される
子どもの頃は家にある紅茶を適当に飲んでいた私は
中学・高校の頃には当時読んでいた漫画の本の中で
二人の姉妹がそれぞれ
オレンジペコとアールグレイを好んでいたのを見て
そこで初めて知った「アールグレイ」という、
なんとも高貴な響きに感じた紅茶に惹かれたのでした
実際に飲んでみて、その味と香りにノックアウト
その後、沼にはまっていきました・・・
あれから随分経ちました
今はアールグレイも好きですが、アッサムの方が好き
《 放課後 》
放課後はいつも放送室に入り浸り
友だちとおしゃべりしたり遊んだりしてた
今でも覚えてるのは、
一人が真ん中にいて、他の四人が指組んで、
左右の脇の下と左右の膝裏に四人の指を差し込んで
持ち上げようとすると
真ん中の人がふわって浮くのよ
四人の指で人が簡単に浮くの
これやるのが楽しくて好きだった
《 涙の理由 》
まだまだかわいい盛りの娘が
私の手を離れて神様の元に行ってしまった
やさしく抱きしめながら
心音が少しずつ弱まっていくのを感じても
何もできないのがもどかしく、悔しかった
あれから何度季節が巡っても
容体が急変した日が近づいてくると
胸がきゅっとなって涙が溢れてくる